あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

北浜高校の定期演奏会

こっから

「ではチューニングB。クラリネットお願いします。」

栗本先生は内山先輩に合図を出し内山先輩は音を出す。
それに従い全員が綺麗な音で重ねていく。
雨宮もゆっくりと音を重ねていく。
今日はいい感じ。
集中できてる。

「では部長よろしくお願いします。」

「はい。
えーと、、。新体制になり初めての演奏です。全国大会が終わってからみんなそれぞれいろんな思いでやってきたと思う。
僕は部長になって少し不安でした。
本当にみんなをまとめて引っ張っていけるかどうか、、。
でもそれぞれが動いてくれてとてもやりやすかったです。
ありがとう！
さぁてこれから本番です。
楽しい時間がやってきます。
全力で楽しみましょう！！」

「はい！！」

「では移動しましょうか。」

「あ、ちょっと待って円陣くまない？」

副部長の前田先輩がみんなを止める。

「やりましょう！やっぱりあれがないと。」

大海は演奏会が楽しみなのかワクワクしている。

「あ！俺もやりたいやりたい！」

時田先輩もテンションが上がってるみたいだ。
みんなも同じようで真ん中により始めた。

「あれ？そういえば、、掛け声なんだっけ？」

杉山先輩はみんなに聞く。

「え？しまらないなぁ、、。
あれだよえーと、、、」

市ノ瀬先輩は考える。

「北浜ふぁいとーとかじゃなかったでしたっけ？」

若菜は言う。

「あ、じゃあ俺言いたいやつあるんだけどいいかな？」

「あ、はい。」

すると杉山先輩はみんなに言う。

「いいっすね。それ。」

雨宮は納得する。

「お、、杉山めっちゃいいよ。」

睦月先輩も満足げだ。

「じゃあいくか！
全力で楽しもうぜ！！！
いくぞ！！！！！！！！」

「おお！！」

北浜高校吹奏楽部。
再スタートだ。