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第十三楽章 先輩は大変だ。

ちょっと不良な女子生徒

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「おい、髪色明るくないか?」

「これは地毛です。」

雨宮は授業を終え中島先生のお使いを頼まれ職員室のからの帰りに1人の女子生徒が教師と言い争いをしているのを見つけた。

周りの生徒もそれに聞きつけ少し人が集まってる。
あれは確か生活指導の男の先生。
名前なんだっけ?まぁなんでもいいや。
茶色の髪の毛の女子生徒。
うーん地毛だったら仕方ないと思うけど。

「地毛なら証拠がないとダメだ。」

「はいはい。わかりました。直します。」

「おい、、なんだその態度は!」

「ちょ、、なんですか?」

、、、周りの生徒見てるし、めんどくさいことは嫌いなんだけど、、。

「あの!嫌がってる、、じゃないですか?
ほら謝ってるし?」

「なんだお前?どこの学年だ?
この新入生の知り合いか?」

「あ、まぁ、、そうです!
そうそう元々彼女この髪色なんですよね、、、。」

「え?、、あ、そうです!元々こうです。」

茶髪の女子は雨宮のことを見て不安がっていたが話に合わせた。

「そんなこと信じれるか!
そもそも、、、。」

「まぁまぁ先生。彼女の言ってること本当ですよ。」

「え?中島先生?」

すると中島先生が雨宮達のことに気づいてくれたのか話に入ってくれた。

「彼女の親御さんから髪色についての申請書があったんですよね。
すみません、僕がもっと早く伝達しておけばよかったんですけど、、。」

「、、う、、わかりました。
ほらお前達、早くクラスに戻れ。」

「あ、、はい!」

「、、はい。」と女子生徒は不満そうだが返事をした。

「悪かった。雨宮、おにさきさんを送ってやれ。」

「あ、、はい。」

「あ、ありがとうございました。」

中島先生は雨宮にウインクをした。
男からのウインクは別いいんだけど、、。

「ありがとうございました。先輩。」

「あ、、あの生徒指導の先生厳しいから気をつけた方がいいよ。
送ってくよ。一年生だよね。」

「あ、ありがとうございます。
私は鬼に崎で鬼崎です。名前は香里奈です。」

「鬼崎香里奈さんか。
俺は雨宮洸。2年生で吹奏楽部。」

「へぇ、、吹奏楽なんですか。」

「鬼崎さんは?」

「私は中学、吹奏楽で、。」

「え?そうなんだ。」

「私、吹奏楽入るつもりじゃなかったんですけど、、。
でも先輩みたいな人もいるならいいかも。
見学いきますね。」

「そっか。
まぁ楽しみにしてるよ。」

ちょっと問題児な女子生徒。
鬼崎香里奈。

今年の一年生は個性的なメンバー多いなぁ。











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