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第十二楽章 それじゃあまたいつか

卒業式

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「仰げば~尊し~我が師の恩~。」

今日は卒業式。
結局篠宮先輩は送別会以降来ることがなかった。

吹奏楽部は今日は演奏。
そして卒業生が退場したあと先輩たちが来てくれた。

「先輩、、、、」

「ほらほら泣かない泣かない。
先輩でしょ。」


これで最後というわけではないが全員で集まるのも今日しかない。
最後の別れを惜しむように先輩たちと話す。

「ありがとうございました。中畑先輩。」

「お、雨宮か!ありがとな。
また近いうちに遊びに行くから。」

「はい!」

「雨宮ー。今度一緒に遊びに行こうぜー。」

「え?有村先輩?」

「いいじゃねぇか。金管メンバーで!」

「あはは、、。あ、、あの篠宮先輩は?」

「そういえば見てないな。」

すると雨宮は遠くにそれらしき姿を見つけ
気がつくと走り出していた。

「雨宮?」

「すみません!ちょっと、、。」

雨宮は走り出していた。

「どうした?雨宮?」と小林は不思議そうに見る。

「お腹痛いんじゃない?」と大海は言う。

「いや、、大海じゃないんだし。」









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