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第十二楽章 それじゃあまたいつか

星の旅

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送別会は楽しかった。

お笑いライブ。

陣内先輩と縦石先輩のロシアンルーレット
カステラバトル。

トランプ大会やパーティーゲームなどをやった。

しかし篠宮先輩とババ抜きで一騎討ちになったのだが勝てなかった。なんでだろうか。

「なんがかんだ言って楽しかったな。」

「うん、、私も!」

「なんだかんだ言って全部勝ってなかったか?若菜は。」

「え?そんなことないよ。まぁ昔から勝負強いのはお父さん譲りかも。」

「そうか、、。」

会話が途切れる。
別にこの空気が悪いことではない。雨宮はしゃべることがあまり得意な方ではないがもっと喋った方がいいのか若菜の前では余計に焦る。
すると篠宮先輩と目が合う。
ニヤニヤしてる。

「それではえー、、最後になりますが、。
そろそろお開きにしたいと思います。ですが
三年生の先輩方に最後にこの曲を送ります。」

すると杉山先輩がみんなの視線を集め大きな声で喋り始めた。

「やべ、、準備しよう。」

「うん!」

雨宮と若菜はすぐに準備に取り掛かる。
2年生と1年生も楽器を取り出し前の方に席を並べる。

「この一年。先輩方と過ごした日々。
とても僕たちにとって大事な時間でした。
いつも優しく時に厳しく入部した時には右も左もわからなかった自分たちを可愛がってくれたのは先輩方です。
ありがとうございました。
寂しい気持ちでいっぱいです。
いつでも遊びにきてください。
最後になりますが先輩たちの新しい環境でのご活躍期待しております。
それでは聞いてください。
星の旅です。どうぞ!」

パチパチと拍手をする。

「う、、、プーちゃんに拍手!!
おい!優!花束ねぇのか?」

「うわ!号泣じゃねぇか!
きも!」

鈴木優先輩は中畑先輩の号泣に轢いてる。

「きもってなんだよ!」

「ちょっと何これ!
今から演奏するのになんなの?」

市ノ瀬先輩は困ってる。

「あーあ。いいところなのにぐちゃぐちゃだよ。」

なんか緊張感がなくなったのだが
星の旅を演奏した。





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