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第十一楽章 目指した先には
まだまだ楽器やりたいよ
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「うーん。もう少しもう少し。」
「、、はい。」
同じ楽器のコントラバスの貝原先輩と練習している俺、、日明はこの練習の時間が最近億劫で仕方がない。
そう、、貝原先輩は厳しいのだ。
別に言葉がとか熱血とかそういうタイプではないのだが。
「うーんもう少し。」
「う、、はい。」
ひたすらこのやりとりの繰り返し。
「いったん休憩しようか。
私も全然ダメだ。」
「そうすっすね。全然ダメっす。」
2人は水を飲む。
「あのー、貝原先輩は卒業したらどうするんですか?」
「んー?進路?」
「あ、はい。気になって。」
「うーん。教えない。」
「え?」
「まだ内緒。」
「えー、、。まぁいいですけど。」
「今は部活だけ考えていたいんだ。」
「そうですか、、。」
「私、もっとコントラバスやってたいなぁ。」
「、、、。」
「まぁしょうがないんだけど。
でも全国の高校3年生は部活が最後の時を過ごしてるし時間は止められない。
だから少しでもコントラバス弾いていたいよ。
だから日明くんが羨ましいよ。
まだもう一年あるんだから。」
「あの、、俺コントラバスは1人で弾きたくないです。」
「え?」
「仲間と演奏するから楽しいんですよ。
貝原先輩と。だからもう休憩終わりにしましょうよ。」
「あ、うん!!
今日はやけに素直だね。」
「そういうところですよ。
先輩の嫌いなところ。」
「あはは。」
あー、くそ。
なんで終わりが近づくと寂しくなるんだよ。
「、、はい。」
同じ楽器のコントラバスの貝原先輩と練習している俺、、日明はこの練習の時間が最近億劫で仕方がない。
そう、、貝原先輩は厳しいのだ。
別に言葉がとか熱血とかそういうタイプではないのだが。
「うーんもう少し。」
「う、、はい。」
ひたすらこのやりとりの繰り返し。
「いったん休憩しようか。
私も全然ダメだ。」
「そうすっすね。全然ダメっす。」
2人は水を飲む。
「あのー、貝原先輩は卒業したらどうするんですか?」
「んー?進路?」
「あ、はい。気になって。」
「うーん。教えない。」
「え?」
「まだ内緒。」
「えー、、。まぁいいですけど。」
「今は部活だけ考えていたいんだ。」
「そうですか、、。」
「私、もっとコントラバスやってたいなぁ。」
「、、、。」
「まぁしょうがないんだけど。
でも全国の高校3年生は部活が最後の時を過ごしてるし時間は止められない。
だから少しでもコントラバス弾いていたいよ。
だから日明くんが羨ましいよ。
まだもう一年あるんだから。」
「あの、、俺コントラバスは1人で弾きたくないです。」
「え?」
「仲間と演奏するから楽しいんですよ。
貝原先輩と。だからもう休憩終わりにしましょうよ。」
「あ、うん!!
今日はやけに素直だね。」
「そういうところですよ。
先輩の嫌いなところ。」
「あはは。」
あー、くそ。
なんで終わりが近づくと寂しくなるんだよ。
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