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第十一楽章 目指した先には
チューバの3人
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「ほい。もう少し伸ばす音しっかり!
ダメだぞそれじゃあ音がブレてる。」
「はい!」
「はい!」
チューバのパート練習。
三年の斉藤と2年生の2人、前田と谷川はいつも通り音を合わせてる。
「よし、そしたら今度はロングトーン。」
「はい!」と2人は返事する。
谷川は思う。
斉藤先輩との練習は地味だ。
ロングトーン、基礎練ばっかり。
「先輩に曲練習しましょうよ」というと
「基礎できないと曲できないからと」と何回も言われる。
「なんかもう基礎練やらないとダメな体になってるよ俺。」
すると前田はぼそっと呟いた。
あれ?声に出てた。
「ぷ、、ははは。そうかそうか。
よかったよかった。」
斉藤先輩は笑った。
「そうですよ!一年生の時から基礎基礎。
俺らずーと基礎ですよ。」
「でも基礎できてないと曲できないから。
それにベースはこれだから。」
「いや、、まぁあってるんですが。」
「じゃあチューバにソロあるか?」
「う、、。」
「メロディーあるか?」
「う、、。」
「ないだろ。目立つところ。」
「うう、、、。」
「チューバは目立たない。これは仕方ない。だけどチューバが上手いバンドはベースがあるってこと!
せっかくの高音パートのメロディーもチューバがないと綺麗に響かない。」
「そうだなぁ、、、もう少し基礎練しよう。
前田。」
「、、、、。俺は生まれ変わったら他の楽器やりたい。」
「残念だが現実お前はチューバだ。」
目立たない。
だけど影の支え役。
それがチューバ。
ダメだぞそれじゃあ音がブレてる。」
「はい!」
「はい!」
チューバのパート練習。
三年の斉藤と2年生の2人、前田と谷川はいつも通り音を合わせてる。
「よし、そしたら今度はロングトーン。」
「はい!」と2人は返事する。
谷川は思う。
斉藤先輩との練習は地味だ。
ロングトーン、基礎練ばっかり。
「先輩に曲練習しましょうよ」というと
「基礎できないと曲できないからと」と何回も言われる。
「なんかもう基礎練やらないとダメな体になってるよ俺。」
すると前田はぼそっと呟いた。
あれ?声に出てた。
「ぷ、、ははは。そうかそうか。
よかったよかった。」
斉藤先輩は笑った。
「そうですよ!一年生の時から基礎基礎。
俺らずーと基礎ですよ。」
「でも基礎できてないと曲できないから。
それにベースはこれだから。」
「いや、、まぁあってるんですが。」
「じゃあチューバにソロあるか?」
「う、、。」
「メロディーあるか?」
「う、、。」
「ないだろ。目立つところ。」
「うう、、、。」
「チューバは目立たない。これは仕方ない。だけどチューバが上手いバンドはベースがあるってこと!
せっかくの高音パートのメロディーもチューバがないと綺麗に響かない。」
「そうだなぁ、、、もう少し基礎練しよう。
前田。」
「、、、、。俺は生まれ変わったら他の楽器やりたい。」
「残念だが現実お前はチューバだ。」
目立たない。
だけど影の支え役。
それがチューバ。
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