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第十一楽章 目指した先には
思い。
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「、、、私、本当は、。美玲には戻って来てほしい。」
野末先輩は席を立ち話し始めた。
「ごめんね、、若菜ちゃん。
理由はわからない。だけどあることがきっかけで。
、、、、、。もう話してもいいんじゃないかな中畑。」
「、、、。東海大会が終わった後、
篠宮は退部届を出してきた。」
「え?」
一年と二年は全員驚いた。
退部届?
「嘘だろ?」と時田先輩。
「退部、、。辞めるってこと、、。」
大海は驚きを隠せない。
「理由はわからない。だけど俺は篠宮と栗本先生や川村先生と田中先生に相談をして
休部という形にしてもらってる。」
「、、、。」
「あの、それって戻ってくるということですか?」
縦石先輩は中畑に聞く。
「わからない。だけど今は朝練やこの前の駅前コンサートにだけは出てもらったように
してもらってる。」
「本当に勝手なのはわかってる。混乱を招いてるのは確かだ。若菜さんの言うとおり。
、、、すまない。だが理由なしに篠宮の退部を認めるわけにはいかない。
本当に一二年には謝らなくてはいけない。
、、、、ごめんなさい。」
中畑先輩は頭を下げる。
「、、、謝らないでください。」
すると陣内先輩が中畑先輩に話す。
少し涙ぐんでるのか片言になってる。
「待ちます。ここまできたら篠宮先輩の口から聞かないと納得できません。」
市ノ瀬先輩は腹を括ったのかまっすぐな目で
中畑先輩を見つめる。
「あの人何考えてるかわからないしいつもいじってくるしこう言う時はみんなで待ってみんなの前で謝らせましょうよ。
なぁみんな!」
杉山はみんなに聞く。
「まぁそうだな。」
「うん。」
「まぁしょうがないな。」
すると野末先輩がみんなに聞こえるように話す。
「本当に困った子だよね。
私は美玲が羨ましかった。
だってしっかり者だし部内で一番うまいし頭も良くて私とは正反対。
だけど私、美玲のこと大好きだもん。」
野末先輩は心に秘めたことを話す。
泣いてる。
きっと今まで心の中に押さえていたものを全て曝け出したからだろう。
「だってよ。みんな!
篠宮は戻ってこないかもしれん。
けどもう信じるしかないよな?」
原田は鼓舞するかのように聞く。
「はい!!!!!」
「よし!中畑頼む。」
「うん!じゃあ決まったな。
目指すは全国大会金賞。
全員で出る。
責任は俺が取る。
いくぞ!!!」
「おおおお!!!!!」
北浜高校吹奏楽部。
再出発。
全国大会金賞を目指す。
野末先輩は席を立ち話し始めた。
「ごめんね、、若菜ちゃん。
理由はわからない。だけどあることがきっかけで。
、、、、、。もう話してもいいんじゃないかな中畑。」
「、、、。東海大会が終わった後、
篠宮は退部届を出してきた。」
「え?」
一年と二年は全員驚いた。
退部届?
「嘘だろ?」と時田先輩。
「退部、、。辞めるってこと、、。」
大海は驚きを隠せない。
「理由はわからない。だけど俺は篠宮と栗本先生や川村先生と田中先生に相談をして
休部という形にしてもらってる。」
「、、、。」
「あの、それって戻ってくるということですか?」
縦石先輩は中畑に聞く。
「わからない。だけど今は朝練やこの前の駅前コンサートにだけは出てもらったように
してもらってる。」
「本当に勝手なのはわかってる。混乱を招いてるのは確かだ。若菜さんの言うとおり。
、、、すまない。だが理由なしに篠宮の退部を認めるわけにはいかない。
本当に一二年には謝らなくてはいけない。
、、、、ごめんなさい。」
中畑先輩は頭を下げる。
「、、、謝らないでください。」
すると陣内先輩が中畑先輩に話す。
少し涙ぐんでるのか片言になってる。
「待ちます。ここまできたら篠宮先輩の口から聞かないと納得できません。」
市ノ瀬先輩は腹を括ったのかまっすぐな目で
中畑先輩を見つめる。
「あの人何考えてるかわからないしいつもいじってくるしこう言う時はみんなで待ってみんなの前で謝らせましょうよ。
なぁみんな!」
杉山はみんなに聞く。
「まぁそうだな。」
「うん。」
「まぁしょうがないな。」
すると野末先輩がみんなに聞こえるように話す。
「本当に困った子だよね。
私は美玲が羨ましかった。
だってしっかり者だし部内で一番うまいし頭も良くて私とは正反対。
だけど私、美玲のこと大好きだもん。」
野末先輩は心に秘めたことを話す。
泣いてる。
きっと今まで心の中に押さえていたものを全て曝け出したからだろう。
「だってよ。みんな!
篠宮は戻ってこないかもしれん。
けどもう信じるしかないよな?」
原田は鼓舞するかのように聞く。
「はい!!!!!」
「よし!中畑頼む。」
「うん!じゃあ決まったな。
目指すは全国大会金賞。
全員で出る。
責任は俺が取る。
いくぞ!!!」
「おおおお!!!!!」
北浜高校吹奏楽部。
再出発。
全国大会金賞を目指す。
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