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第十一楽章 目指した先には
入部してしばらく経った頃⑨
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片岡栞子は経験者である。
音楽は誰よりも好きだし
将来は音楽関係の仕事につきたいと思っている。
オーボエだけは誰にも負けない自信がある。
栞子は元々、吹奏楽部の強い海星女子高校へ行こうとした。
だけど栞子は部活推薦で入学することに不安を覚え公立の北浜へ進学することにした。
そして私立校。
本当は吹奏楽部に入りたく海星女子に行きたいと思っていたが
学費の高い高校へ行くのは少し母親と父親に申し訳なく感じた。
そこそこの公立校。家から近い。
そんな理由だった。
そして合格発表が貼り出された日。
私はすぐに合格を確認し家に帰宅しようと
自転車の鍵をポケットから出す。
しかし鍵が見つからない。
「あれ?嘘!」
やばい。無くした、、、。
「ねぇ、。鍵落とした?」
「え?」
すると声をかけられた方を見ると
同じ受験生の子だろうか。
美人で綺麗な子が立っていた。
右手には紛れもない私の自転車の鍵があった。
「あ、!ありがとうございます。」
「あ、よかった。そこの道路に落ちてたから届けようかなって思って。」
「本当にありがとうございます。」
「いいよいいよ。たまたまだし。
同じ受験生、、?だよね?」
「あ、はい。今日合格発表で。」
「そうだよね。私も合格!いえい!」
すると綺麗な子は笑顔で両手でピースしてきた。
かわいい。
「おめでとうございます。」
「ありがとう!でもあなたもでしょ!」
「あ、はい。私もです。」
「じゃあ4月から同じ一年生かぁ。」
「そうですね。」
「あ、、私用事あるんだった!
じゃあね!」
「あ、、はい!!本当にありがとうございました!!」
「うん!!あのさ敬語じゃなくていいよ!
また4月ね!」
「あ、、ありがとう!!」
綺麗な子は自転車でピューと去っていってしまった。
そして4月。
その綺麗な子は木管で綺麗な音をフルートで鳴らす。
同じ木管メンバーになるとは思いもよらなかった。
音楽は誰よりも好きだし
将来は音楽関係の仕事につきたいと思っている。
オーボエだけは誰にも負けない自信がある。
栞子は元々、吹奏楽部の強い海星女子高校へ行こうとした。
だけど栞子は部活推薦で入学することに不安を覚え公立の北浜へ進学することにした。
そして私立校。
本当は吹奏楽部に入りたく海星女子に行きたいと思っていたが
学費の高い高校へ行くのは少し母親と父親に申し訳なく感じた。
そこそこの公立校。家から近い。
そんな理由だった。
そして合格発表が貼り出された日。
私はすぐに合格を確認し家に帰宅しようと
自転車の鍵をポケットから出す。
しかし鍵が見つからない。
「あれ?嘘!」
やばい。無くした、、、。
「ねぇ、。鍵落とした?」
「え?」
すると声をかけられた方を見ると
同じ受験生の子だろうか。
美人で綺麗な子が立っていた。
右手には紛れもない私の自転車の鍵があった。
「あ、!ありがとうございます。」
「あ、よかった。そこの道路に落ちてたから届けようかなって思って。」
「本当にありがとうございます。」
「いいよいいよ。たまたまだし。
同じ受験生、、?だよね?」
「あ、はい。今日合格発表で。」
「そうだよね。私も合格!いえい!」
すると綺麗な子は笑顔で両手でピースしてきた。
かわいい。
「おめでとうございます。」
「ありがとう!でもあなたもでしょ!」
「あ、はい。私もです。」
「じゃあ4月から同じ一年生かぁ。」
「そうですね。」
「あ、、私用事あるんだった!
じゃあね!」
「あ、、はい!!本当にありがとうございました!!」
「うん!!あのさ敬語じゃなくていいよ!
また4月ね!」
「あ、、ありがとう!!」
綺麗な子は自転車でピューと去っていってしまった。
そして4月。
その綺麗な子は木管で綺麗な音をフルートで鳴らす。
同じ木管メンバーになるとは思いもよらなかった。
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