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第十楽章 駅コンサート
兄と妹
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「にしても、北浜の演奏良かったよ。駅コンサート無事に終わってよかったな。梓。」
百瀬隆介は梓に嬉しそうに呟いた。
そのことが聞こえたのか梓が返事する。
「、、、、ありがとう。」
「吹部変わったなぁ。」
「うん。そうだよ、、、。そうだよ!!なんで!まぁお兄ちゃんが生徒会長をやりたかったからやめたのは知ってるけど。」
「いや、俺は逃げたんだよ。」
「え?」
「こうなるなら辞めてなかったかもな。
だけど俺がいたらこうしてなってなかったかもしれないし。
いっときの迷いもあったと思う。」
「いっときの迷い、、?」
「ん、、。まぁあんまりこういうこと言うと良くないと思うんだけどさ、、、。
やっぱりなんでもない。
また話すよ。」
「え、、えぇ~。」
「ほらじゃあ俺いくからじゃあなまた。」
「う、うん。またねお兄ちゃん。」
「おう。」
梓は北浜高校の吹部が集まっているところに走っていってしまう。
、、、あのときもし辞めてなかったら。
そんなことを考えてしまう。
「まだ楽器吹けるかなぁー。」
そんなことを思いながら
百瀬隆介は秋の夕方に空を見上げた。
百瀬隆介は梓に嬉しそうに呟いた。
そのことが聞こえたのか梓が返事する。
「、、、、ありがとう。」
「吹部変わったなぁ。」
「うん。そうだよ、、、。そうだよ!!なんで!まぁお兄ちゃんが生徒会長をやりたかったからやめたのは知ってるけど。」
「いや、俺は逃げたんだよ。」
「え?」
「こうなるなら辞めてなかったかもな。
だけど俺がいたらこうしてなってなかったかもしれないし。
いっときの迷いもあったと思う。」
「いっときの迷い、、?」
「ん、、。まぁあんまりこういうこと言うと良くないと思うんだけどさ、、、。
やっぱりなんでもない。
また話すよ。」
「え、、えぇ~。」
「ほらじゃあ俺いくからじゃあなまた。」
「う、うん。またねお兄ちゃん。」
「おう。」
梓は北浜高校の吹部が集まっているところに走っていってしまう。
、、、あのときもし辞めてなかったら。
そんなことを考えてしまう。
「まだ楽器吹けるかなぁー。」
そんなことを思いながら
百瀬隆介は秋の夕方に空を見上げた。
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