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第十楽章 駅コンサート

讃えあう2人

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「いい音だな。」と雨宮。

「うん。」と中村フミヤ。

「ありがとうございました!!」

パチパチと拍手が飛び交う。
北浜高校ではなく前の団体で演奏していたのは東高校だ。

駅コンサートは毎年行われ各学校で
土日に行い一日に3団体ずつ演奏する。
今日は砂山学園が行い、東高校、そして北浜高校の順番だ。

まだ演奏時間まであるので雨宮は演奏を聴こうとしていたのだが
フミヤに声をかけられたのだ。

中村フミヤ。雨宮と同じ南中で砂山学園に進学した。現在もフルートをやっている。
最近はあまり会わなくなったが久しぶりに再会した。

「北浜全国だもんなーすげーよ。」

「いやぁ、他の人たちのおかげだけどね。」

「どう?楽しい?」

「、、、う、うん楽しいよ。」

「それどういう反応だよ。」

「そういえば河村先輩もすげぇよな。明光ヶ丘だもんな!」

「まあな。」

「俺ら中学の時とんでもない人とやってたんだな。」

「まぁ、変な人だけどな、。」

「ははは、、。」

「あっ雨宮、そういえば北浜って結構粒揃いじゃないか?」

「え?そうかぁ?」

「おう。だってあのフルートって藤浜中の小林じゃなかったけ?あと中学では見たことないけどアルトサックス子もうまいだろ。
あとテナーサックスの人もいい音だし
パーカッションなんてみんな音楽経験者?」

「お、おう。小林って結構有名だったんだ。」

「もしかしたらもうプロから目つけられてるんじゃないか?」

「いやぁ、どうだろうな?」

「あ、東高校最後の演奏だって。」

「お、じゃあ俺行くわ。」

「おう!あ、、洸!」

「ん?」

雨宮はフミヤと別れようと北浜が集まってるところに行こうとするが呼び止められる。

「全国頑張れよ!」

「おう!」

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