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第十楽章 駅コンサート

気持ち

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「ねぇ、どう思ってるの?」

「、、。どうって?」

「篠宮先輩のこと。」

「え?」

雨宮は若菜と昼飯を食べていた。
文化祭が終わってからたまに昼飯に誘ったり誘われたりそんな関係が続いていた。
内心嬉しかったり、、、。
そんなことはないけどな!!!!!!!!

クラスの奴らには部活のこととか言ってるから。

「、、、わからない。でも篠宮先輩には戻ってきてほしい。休みがちなのもきっと何か理由はあるし。」

「でも休んでて本番だけ出ようなんて勝手なんじゃないのかな?」

「え?」

「私だってここまできたら三年生、二年生の先輩たちと吹きたい。けど、、、
言い方少しきついかもしれないけど、
それって無責任な人への無駄な期待なんじゃないの?」

「、、!?」

確かに若菜の言いたいこともわかる。篠宮先輩は理由を話してくれない。
だけど練習に来ない。

「まぁ、。私は篠宮先輩とあまり話しことないし洸みたいにずっと一緒に練習してきたわけじゃない!私は先輩の問題だと思うし止めるつもりも引き留める理由もない。
けど、、、洸はどうなの?」

「俺は、、、、それでも!一緒にやりたいと思ってる。篠宮先輩が話してくれるまで待つ。」

「うん。なんとなくそう言うと思ってた。」

若菜は笑う。
その笑顔はとても綺麗な顔をしていた。
そんな若菜の顔に少し雨宮は赤くなるのを隠そうと空を見る。

「、、早く食べようぜ。」

「なんで上見てんの?」



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