303 / 625
第九楽章 ドタバタの文化祭
文化祭コンサート⑤
しおりを挟む
「ワンツースリーフォー!!」
トランペット、トロンボーンが一斉に飛び出す。
有村先輩、市ノ瀬先輩、睦月先輩、金子のトランペット4人と水越先輩と早乙女先輩、
陣内先輩と優実のトロンボーン4人が大音量でバンドを引っ張る。
ドラムの野俣先輩がリズムを刻み、木管楽器もそれについていく。
そして観客の前に若菜と雨宮はソロを吹くために前に立つ。
観客の前でソロを吹くのなんていつぶりだろうか。
でも、なんか楽しい。
もっと見てもらいたい。不思議と雨宮の中から緊張という文字は消えていた。
そして若菜のソロ。アルトサックスの上品な音がディープパープルのロックな感じと絶妙にあっている。
会場全体を巻き込む。自然と観客から拍手が飛び交う。
そして雨宮のソロ。ホルンという楽器は裏打ちや裏メロ、たまにメロディー。
主役の曲はたまにしかない。ホルンを知らない人の方が多い。でもホルンが好きだ。
ソロは自由。
雨宮は精一杯吹く。
もうまわりなんて気にしない。
そしてソロが終わる。
終わった。ゆっくり観客席を見る。
お客さんから拍手が飛び交っている。
「はぁ、はぁ、、。」
「洸!お辞儀!」
若菜は静かな声で雨宮に声をかける。
雨宮は我に帰りお辞儀をする。
2人はそのまま席に座り曲に戻る。
フルート、クラリネットの連譜と主旋律のメロディー。一気に盛り上がり
早いテンポのなかついていく。
そしてもう一度、トランペットとトロンボーン8人とユーフォニアムも重なりメロディーになっていく。
すると大海は観客席の前に立ち準備をする。
いよいよバリトンサックスのソロが始まる。
大海は楽器を構える。
大丈夫、、。できる。
大海はふと高校に入学してから今日のことまでがフラッシュバックしていた。
正直高校になってサックスかっこいいと思ってやりはじめたけど中畑先輩、若菜や時田先輩みたいに上手くならないし基礎練もつまんないし!
だけど、、、おれはバリトンサックスが大好きだ。
そしてちらっとホルンを構えてる頼りないけど吹くときはいつもかっこいいやつを見る。
だけどそいつは指揮を振ってる川村先生に夢中だ。
おれももっと上手くなりたい!
バリトンサックスのキーをたくさん練習したとおりに素早く動かす。
部員全員から拍手や声が聞こえる。
「ふー!」
有村先輩だろうか。まったく盛り上げ上手なんだから。
そして息を強く吹くこむ。
主人公。まさにサックスはジャズの頂点だ。
かっこよく、カッコつけ。
そしてソロが終わる。
すると息が足りてなかったのか
酸欠でくらっとしそうになったが
とにかく集中してきたようだ。
観客から大きな拍手が飛び交う。
我に帰り大海はすぐさまお辞儀をし席に戻る。
そしてテンポも変わり
Burnという曲に移り変わる。
大きく響かせる。
そしてトロンボーンのグリッサンドが響き渡る。
そして雨宮と篠宮もホルンで吠える。
木管、金管、パーカッションも重なり合い
曲は最高潮になりエンディングを迎えた。
そして観客席からたくさんの拍手が聞こえた。
しばらく拍手が鳴り止まなかった。
トランペット、トロンボーンが一斉に飛び出す。
有村先輩、市ノ瀬先輩、睦月先輩、金子のトランペット4人と水越先輩と早乙女先輩、
陣内先輩と優実のトロンボーン4人が大音量でバンドを引っ張る。
ドラムの野俣先輩がリズムを刻み、木管楽器もそれについていく。
そして観客の前に若菜と雨宮はソロを吹くために前に立つ。
観客の前でソロを吹くのなんていつぶりだろうか。
でも、なんか楽しい。
もっと見てもらいたい。不思議と雨宮の中から緊張という文字は消えていた。
そして若菜のソロ。アルトサックスの上品な音がディープパープルのロックな感じと絶妙にあっている。
会場全体を巻き込む。自然と観客から拍手が飛び交う。
そして雨宮のソロ。ホルンという楽器は裏打ちや裏メロ、たまにメロディー。
主役の曲はたまにしかない。ホルンを知らない人の方が多い。でもホルンが好きだ。
ソロは自由。
雨宮は精一杯吹く。
もうまわりなんて気にしない。
そしてソロが終わる。
終わった。ゆっくり観客席を見る。
お客さんから拍手が飛び交っている。
「はぁ、はぁ、、。」
「洸!お辞儀!」
若菜は静かな声で雨宮に声をかける。
雨宮は我に帰りお辞儀をする。
2人はそのまま席に座り曲に戻る。
フルート、クラリネットの連譜と主旋律のメロディー。一気に盛り上がり
早いテンポのなかついていく。
そしてもう一度、トランペットとトロンボーン8人とユーフォニアムも重なりメロディーになっていく。
すると大海は観客席の前に立ち準備をする。
いよいよバリトンサックスのソロが始まる。
大海は楽器を構える。
大丈夫、、。できる。
大海はふと高校に入学してから今日のことまでがフラッシュバックしていた。
正直高校になってサックスかっこいいと思ってやりはじめたけど中畑先輩、若菜や時田先輩みたいに上手くならないし基礎練もつまんないし!
だけど、、、おれはバリトンサックスが大好きだ。
そしてちらっとホルンを構えてる頼りないけど吹くときはいつもかっこいいやつを見る。
だけどそいつは指揮を振ってる川村先生に夢中だ。
おれももっと上手くなりたい!
バリトンサックスのキーをたくさん練習したとおりに素早く動かす。
部員全員から拍手や声が聞こえる。
「ふー!」
有村先輩だろうか。まったく盛り上げ上手なんだから。
そして息を強く吹くこむ。
主人公。まさにサックスはジャズの頂点だ。
かっこよく、カッコつけ。
そしてソロが終わる。
すると息が足りてなかったのか
酸欠でくらっとしそうになったが
とにかく集中してきたようだ。
観客から大きな拍手が飛び交う。
我に帰り大海はすぐさまお辞儀をし席に戻る。
そしてテンポも変わり
Burnという曲に移り変わる。
大きく響かせる。
そしてトロンボーンのグリッサンドが響き渡る。
そして雨宮と篠宮もホルンで吠える。
木管、金管、パーカッションも重なり合い
曲は最高潮になりエンディングを迎えた。
そして観客席からたくさんの拍手が聞こえた。
しばらく拍手が鳴り止まなかった。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
ヤマネ姫の幸福論
ふくろう
青春
秋の長野行き中央本線、特急あずさの座席に座る一組の男女。
一見、恋人同士に見えるが、これが最初で最後の二人の旅行になるかもしれない。
彼らは霧ヶ峰高原に、「森の妖精」と呼ばれる小動物の棲み家を訪ね、夢のように楽しい二日間を過ごす。
しかし、運命の時は、刻一刻と迫っていた。
主人公達の恋の行方、霧ヶ峰の生き物のお話に添えて、世界中で愛されてきた好編「幸福論」を交え、お読みいただける方に、少しでも清々しく、優しい気持ちになっていただけますよう、精一杯、書いてます!
どうぞ、よろしくお願いいたします!


未冠の大器のやり直し
Jaja
青春
中学2年の時に受けた死球のせいで、左手の繊細な感覚がなくなってしまった、主人公。
三振を奪った時のゾクゾクする様な征服感が好きで野球をやっていただけに、未練を残しつつも野球を辞めてダラダラと過ごし30代も後半になった頃に交通事故で死んでしまう。
そして死後の世界で出会ったのは…
これは将来を期待されながらも、怪我で選手生命を絶たれてしまった男のやり直し野球道。
※この作品はカクヨム様にも更新しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる