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第九楽章 ドタバタの文化祭

頑張れよ!

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「お、時間だ。そろそろ行くか。」

篠宮先輩たちが接客してくれた
猫カフェを出て雨宮たちはそれぞれの場所へ向かっていった。

「そうか、じゃあ私たちは戻るね。」
と宮本。

「え?私たち。」と山下。

「あんたと私は仕事でしょ。
じゃあね。雨宮くん、若菜ちゃん。」

「お、おう。」

「うん、ありがとう。」

山下を引きずって宮本は行ってしまった。

「いっちまったな。」

「う、、うん。
あ、私ちょっと荷物とってくるね。すぐ部室行くから。」

「おう。」

若菜は行ってしまった。

「よし、行くか。」

「あれ、珍しいな。雨宮、これからコンサートだろ。」

すると振り向くと中島先生が立っていた。

「中島先生。どうしたんですか?」

「ん?見回り。たまに文化祭とか不審人物の出入りとかあるかもしれないから。
まぁ入り口あたりで監視があるからほぼほぼないけど。」

「ご苦労様です。」

「どうだ最近学校は?」

「唐突ですね。」

「まぁいいからいいから。」

「えー。まぁ特に変わらないですね。」

「そうか、、。雨宮は冷めてるからなぁ割と。全然今の高校生らしくない。」

「貶してるんですか?」

「ははは。でもクラスで見てるとみんなから一歩弾いてるような気がしてなぁ。
結構空気読んでるだろ。」

「、、反論できないです。」

「でも吹奏楽やってる時のお前を見てるといっつも楽しそうだよな。ホルンが好きなんだなぁ。」

「、、。」

「雨宮はプロになりたいのか?」

「え?いやいや!プロになるなんて!
音楽で食べているける人間なんてほんの一握りだし、才能がないと、、。」

「お、ちがうのか。
まぁ進路はまた決めればいいさ。」

「は、はい。」

「お、時間もギリギリじゃないか?」

「ん、あ、やばい。」

「行ってこい!楽しみにしてる。」

「あ、はい!じゃあ!」

「おーい廊下は走るなよ。」

「はーい!!」

雨宮はみんなが集まる部室に走っていた。
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