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第九楽章 ドタバタの文化祭
焼きそば
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2-Eクラスから焼きそばのいい香りがする。
「美味しそうだね。」
「焼きそばありだな。食べよっか?」
「うん!」
雨宮と若菜は2人で焼きそば屋に入る。
幸い店内は空いておりすぐに買えそうだ
「お、いらっしゃい。安くしとくよ。」
すると時田先輩が元気よくレジ係をしていた。
「あ、どうも。」
「ん、、。あ、そういうこと。」
「え?」
時田は雨宮と若菜の2人を見て何かを察したようだ。
谷川先輩が奥で調理している。
「かわいい子にはサービスするから。」
「あ、俺ですか?」
「若菜ちゃんだよ。」
「ありがとうございます!時田先輩。」
「楽しんでる?」
「まぁ、ぼちぼち。」と雨宮。
「はい!」と若菜。
「そうかそうか!それよかった。
そういえばお化け屋敷の噂聞いた?」
「え?」
「なんか今さっきリタイアして気絶した人も出てきたって聞いたから。有村先輩達のお化け屋敷そんなに怖いのかな?」
もうそんなに噂広がってるんだ。
若菜は恥ずかしそうに顔を赤くする。
「そ、、そうなんですか、、。」
「まぁいいや。焼きそばすぐできるからテーブルで待ってて。」
「はーい。」
2人は窓際の空いてる席に行く。
「焼きそば楽しみだね。」
「ん?そうだな。」
「、、、。」
「、、、。」
やばい無言が続く。やばい話題が。
横に並ぶ時はたくさん喋れるんだが正面だと急に話せなくなる。
「あ、あのさ。そういえば妹が文化祭みにくるって言っててさ。」
「そうなんだ。洸に妹さんいたんだね。」
「まぁ元気なやつだよ。若菜は誰か見に来るの?」
「いや、今回かなぁ。来るとしたらお母さんとお父さんかな。でもお父さん仕事かな。」
「そうなんだ。お父さんってなんの仕事してるんだっけ?」
「アルトサックス奏者。今は家にいない。」
「え、まじか?凄。」
「凄くはないよ。」
「凄いよ。じゃあ若菜はお父さんみたいになりたいの?」
「うーんどうだろ。でもプロにはなりたいかな。」
「そうか、、、。」
「へい!おまち!!」
目の前に焼きそばが置かれた。
ちらばった鰹節が踊っている。
しかもいい匂い。
「ありがとうございます。時田先輩。」
「いえいえ。作ったのは谷川だからお礼言っといて。」
谷川先輩を見る。すると谷川先輩はこっちをみて手を振る。2人は釣られて手を振る。
「いただきます。」
「いただきます!」
「あとで猫カフェ行ってみたら?」
「猫カフェですか?」
「篠宮先輩のとこ。」
「えー、、、。」
「なんでそんなに嫌そうなの。」
美味しい焼きそばを食べ
雨宮と若菜は2人で篠宮先輩のところに行くのだった。
「美味しそうだね。」
「焼きそばありだな。食べよっか?」
「うん!」
雨宮と若菜は2人で焼きそば屋に入る。
幸い店内は空いておりすぐに買えそうだ
「お、いらっしゃい。安くしとくよ。」
すると時田先輩が元気よくレジ係をしていた。
「あ、どうも。」
「ん、、。あ、そういうこと。」
「え?」
時田は雨宮と若菜の2人を見て何かを察したようだ。
谷川先輩が奥で調理している。
「かわいい子にはサービスするから。」
「あ、俺ですか?」
「若菜ちゃんだよ。」
「ありがとうございます!時田先輩。」
「楽しんでる?」
「まぁ、ぼちぼち。」と雨宮。
「はい!」と若菜。
「そうかそうか!それよかった。
そういえばお化け屋敷の噂聞いた?」
「え?」
「なんか今さっきリタイアして気絶した人も出てきたって聞いたから。有村先輩達のお化け屋敷そんなに怖いのかな?」
もうそんなに噂広がってるんだ。
若菜は恥ずかしそうに顔を赤くする。
「そ、、そうなんですか、、。」
「まぁいいや。焼きそばすぐできるからテーブルで待ってて。」
「はーい。」
2人は窓際の空いてる席に行く。
「焼きそば楽しみだね。」
「ん?そうだな。」
「、、、。」
「、、、。」
やばい無言が続く。やばい話題が。
横に並ぶ時はたくさん喋れるんだが正面だと急に話せなくなる。
「あ、あのさ。そういえば妹が文化祭みにくるって言っててさ。」
「そうなんだ。洸に妹さんいたんだね。」
「まぁ元気なやつだよ。若菜は誰か見に来るの?」
「いや、今回かなぁ。来るとしたらお母さんとお父さんかな。でもお父さん仕事かな。」
「そうなんだ。お父さんってなんの仕事してるんだっけ?」
「アルトサックス奏者。今は家にいない。」
「え、まじか?凄。」
「凄くはないよ。」
「凄いよ。じゃあ若菜はお父さんみたいになりたいの?」
「うーんどうだろ。でもプロにはなりたいかな。」
「そうか、、、。」
「へい!おまち!!」
目の前に焼きそばが置かれた。
ちらばった鰹節が踊っている。
しかもいい匂い。
「ありがとうございます。時田先輩。」
「いえいえ。作ったのは谷川だからお礼言っといて。」
谷川先輩を見る。すると谷川先輩はこっちをみて手を振る。2人は釣られて手を振る。
「いただきます。」
「いただきます!」
「あとで猫カフェ行ってみたら?」
「猫カフェですか?」
「篠宮先輩のとこ。」
「えー、、、。」
「なんでそんなに嫌そうなの。」
美味しい焼きそばを食べ
雨宮と若菜は2人で篠宮先輩のところに行くのだった。
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