あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第九楽章 ドタバタの文化祭

猫カフェ①

「ごちそうさまでした！」

「ありがとね2人とも！またあとで」

「はい！」

時田先輩と谷川先輩の2-Eの焼きそば屋を出て
篠宮先輩の猫カフェに行くのだった。

「なんか先輩達面白いね。いろんな格好しててさ。」

「まぁいつも部活のときは制服かジャージだからな。クラスによって個性が出てるよな。」

「うんうん！」

「あれって？前歩いてるのって、、。誰だっけ？」

「ねぇ洸って人の名前覚えるの苦手なの？」

「重要な人しか覚えない。」

「洸がなんでそんなふうになっちゃったのか過去を知りたいよ。クラスの山下と宮本花ちゃん！」

「あ！！そうそう！！」

「、、、。」

「ん？あれ？雨宮と大崎？」

「あ、山下くんと花ちゃん？」

「2人で一緒だったんだ？」

「いや、たまたま。」

「山下が誘ってきたの。」

「お前も誘ってきただろ。」

「はあ？別に！」

あーこの2人そういうことか。

「ねぇ、洸。」

「ん？」

耳元に小さい声で話しかけてきた。

「この2人仲良いと思ってたけど、？」

「まだ付き合ってないな。」

「え？わかるの？」

「恋愛ゲームで幼なじみとの告白イベントの前に起きてるデートイベントだ。
告白の一歩手前だな。大体攻略するのに難易度がある。」

「洸のきもいゲーム事情は聞いてないけど。」

「キモいっていうな。」

「いや、まじできもかったんだけど、、、。あ、そうだ4人でさ、、ゴニョゴニョ。」

「え？あーまぁ大崎さんの好きにしてください。」

「よーし！ねぇ4人で猫カフェ行って見ない？」

「え？あーまぁ俺はいいけど。」

「わ、、私もいいけど。」

「じゃあ決まり！一緒に行こうよ！」

こうして雨宮と若菜と山下と宮本花と
合流して篠宮先輩の猫カフェに行くことになったのだ。

「いらっしゃいませにゃー。」

「あ、篠宮先輩。」

「あ、なんだ雨宮くんか。」

「キャラの変化激しいな。」

「こちらにどうぞ。」

篠宮先輩の猫耳をつけた姿に
興奮することもなく雨宮と若菜と
山下と宮本花は4人で猫カフェを楽しむことにした。