あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第十楽章 駅コンサート

部活対抗リレーメンバー決め。

「あ、リレーメンバーどうする？」

「え？」

「うーんどうしよう？」

「篠宮は出て。足早いから。」

「オッケー！」

「さてと。部活対抗リレーのメンバーを決めなくちゃいけないんだよね。」

文化祭が終わり今日は休み。
だったのだが部員たちは学校が終わったあと
集まってと中畑先輩から連絡が来たので
部室に集まることになった。

「どうする？」

「えーとね。部活対抗リレーは北浜の運動場は一周400メートル。それを２周するんだって。1人100メートルずつ。だから８人メンバー登録しなくちゃいけなくて。」

「なるほど、じゃあ篠宮と。あとは誰かやりたい人、、、。」

「はい！出たいです！」

「じゃあ時田にも。」

「俺も出たいです！」

「オッケー、日明もね。」

「谷川はいいの？」

「俺足遅いからダメっす！」

「そっかぁー。あとは、、」

「あの！一年生も出ていいですか？」

「お、大海もでる？」

「はい！」

「オッケー！あとは、、、あと4人。」

「、、、なんでみんなそんなにやりたがらないの？」

「いやいや中畑。吹奏楽部に集まってる時点でみんな運動嫌いでしょ。」

「それな。」

「やれやれ、みんな外出て！」

「え？」

「今から100メートル走やるから。」

「え？、、ええーー！！！」

部室から悲鳴が聞こえた。