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第九楽章 ドタバタの文化祭

3つのホルン

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楽器屋フォルテに楽器を預けて雨宮は部室に戻ってきた。
部室にはみんなパート練に行ったのだろうか。すでにいなかった。

だけど部室でパーカッションが
練習していた。

「お、雨宮。どうだった。」と杉山先輩が
声をかけた。

「あ、杉山先輩。2日後にとりにいきます。それまで代わりの楽器で練習します。」

「いや、災難だったね。」と絢辻。

「だ、、大丈夫だった?」と朝花。

「うん。特に問題はなかった。ついでにメンテナンスもしてくれるって言ってた。」

「よかったね。でも練習どうするの?」

絢辻が聞いてくる。

「うーん。とりあえず他にホルンがあるからそれで練習するよ。」

「そっか。」

雨宮は楽器部屋にあるホルンをみる。
そういえば雨宮は使われてないホルンを見る。
まずは一つ目を開けてみる。

「お、綺麗。だけどこれ。シングルか。」

雨宮のホルンはダブルホルンだから
シングルでは吹きずらい。

「うーん2つ目は、、、うわ!」

二つ目のケースを開けてみる。
しかしものすごく錆ついていてとてもふける状態ではない。

「ダメだなぁ、壊れてるなぁ。
先生にお願いしてこれも整備に出してもらおうかな、、、、、。」

二つ目のケースをそっと閉じた。

「さぁ、三つ目は、、あれ?」

3つ目のケースは中身がない。

「中身がない、、、。楽器がない。
ちゃんと確認するんだった。」

「ど、、どうしよう、、。」

こうして雨宮は中畑先輩に見つかり
楽器が戻ってくるまでクラスの手伝いを強制参加させられることになったのでした。

「い、いやだぁ。」

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