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第九楽章 ドタバタの文化祭

楽器屋フォルテ①

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「ここだよな。」

文化祭まで残り5日。
雨宮は学校近くの楽器屋に来ていた。
お店の名前は「楽器屋フォルテ」。

実はなぜここに来ているのかというと
数時間前に遡る。

「あ、、斉藤先輩と前田先輩。
おはようございます。お疲れ様です。」

「お、お疲れ~。」と前田先輩。

「おはよう。」と斉藤先輩。

今日は文化祭の準備はなかったので
部室に直行したのだ。
やっと授業も終わった。

「2人だけですか?」

「うん。みんなまだ来てない。」

「そうですか、。」

「あ、今日篠宮休みだって。」と
斉藤先輩が教えてくれた。

「そうですか。」

そういえば篠宮先輩をここ近く見てない。
ちょこちょこ休んでるよな。
どうしたんだろ。
まぁまたそのうち来るだろう、
あとで連絡しよう。

「楽器出して、、ん?」

雨宮はホルンのレバーを押す。
だけどなんか変だ。

「あれ?動かない。まじか、、。」

「どうした?雨宮?」

「あ、、斉藤先輩。楽器のレバーが動かなくて。」

「お、どれどれ。あ、、本当だ。」

「どうしよう、、。」

「まぁ本番前でよかった。取りあえず楽器屋行ってこい。中畑に言っておくわ。」

「すみません。」

「いいよいいよ。行ってこい気をつけてな。」

ということで楽器屋にいるのだ。

なんか初めての店って緊張するんだよな。


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