あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第九楽章 ドタバタの文化祭

時間あるときに

「もう一回｡」

「はい！」

北浜高校は栗本先生に文化祭の曲を見てもらっていた。
栗本先生は仕事で来れないので
当日は川村先生が指揮をするのだが、
練習は栗本先生に見てもらっていた。

「ではここまで｡」

「起立。ありがとうございました。」

「ありがとうございました。」

「ではまた｡」

栗本先生の合奏も終わり
雨宮は楽器の整備をしていた。

ふと雨宮は若菜を見る。
いつも通りだが夏のプール行こう。
隣の席に座ること以外あまり近くで喋ることがなくなっていた。

、、、少し恥ずかしいんだよ！！

若菜は文化祭誰かとまわるのかな。
いや、そんな青春ラブコメ的なのは。

「ねぇ、、、」

「え？うわぁ！」

話しかけられたので誰か見ると若菜が話しかけてきた。

「どうしたの？なんか今日変だよ？」

「え？、そう？」

「うん。今日いつもと違う？何かあった？」

「いや、、別に。」

気まずい、、。

「あ、、あのさ文化祭ってなんかお祭りみたいだよね。」

「お、おう。色々出るんだよ甘いものとか焼きそばとか色々。」

「美味しそう。」

「あ、、あのさもしよかったら一緒に回るか？」

「え、、いいの？」

「お、、おう。」

「じゃあ奢りあいね。」

「お、、おう。」

勇気を振り絞り雨宮は若菜と当日一緒に回ることになったのだ。