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第九楽章 ドタバタの文化祭

コーヒー

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「あ、雨宮。こっちも飲んでみ。」

「俺らが作ったんだけどどうかな?」

「、、変なものは入ってないよな。」

「入ってないから!大丈夫だって。」

「そうそう。」

、、さっきのたこ焼きを食べたせいか信じられなくなった。
なんで体に害のあるものを作るのかよくわからん。

たしか料理担当の山下と小野田だっけ?
お、今回は名前が出てきたぞ。

山下が渡してくれたコーヒーを飲んでみる。
すっきりとした苦味柔らかな酸味。
、、雨宮はコーヒーの味がよくわからない。

「う、、うん。うまい。
これはブルーマウンテンかな。」

「いや、普通のコーヒーだから。」

「あ、そう。」

「まぁ、コーヒーの味なんてわからないよね。」

小野田が言う。

「それもそうだな。ちなみにミルクと砂糖を入れれば大体上手くなるから大丈夫。」

雨宮はいつも甘いコーヒーしか飲まないので
ブラックコーヒーの味はよくわからない。

「、、、まぁコーヒーならなんでもいっか。文化祭にそんなクオリティー求めてないから大丈夫。」

「、、、、。」

気まずい空気が流れる。

「あ、、あぁ、でもなんかいつものコーヒーと違うな。なんかコクがあって酸味があって美味かった。うん!!」

雨宮はこの気まずい空気を断ち切るかのようにコーヒーを大絶賛する。

「あぁ。それは山下の家、カフェやってるから。」

「そうなんだ。すごいな。」

「別に凄くはないよ。家の手伝いでコーヒー豆にお湯を注いでやっただけだよ。」

「おー。」

「他にも試してみよう。」

その後、コーヒーや飲み物や食べ物を試食しお腹いっぱいになり家のご飯を食べれなく苦しい思いをしたのはブラックコーヒーのような苦い思いでだった。



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