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第九楽章 ドタバタの文化祭

強制労働

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「す、すみません。中畑先輩、ちょっと文化祭で準備があって、、」

雨宮は昼休み中畑先輩のいるクラス3-Eクラスに訪ねていた。

「ん?あーいいよいいよ!当日はお昼に俺たちコンサートあるから少ししか参加できないからな。行ってこい。」

「え、いやーでも部活の方が大事ですから
お願いですからこっち優先にしてもらえないですか?」

「ん?雨宮、、?
お前文化祭やりたくないのか?」

「え!?なんでわかるんですか?」

「いや、、お前が始めてだよ、そんなに嫌がる部員。どうしてそんなに嫌なんだ?」

「、、なんか苦手なんですよね。普段あまりしゃべらない人と同じクラスだからって一致団結して強制労働、、。」

「お前吹部のやつしか友達いないだろ。」

「う、、、」

中畑は呆れている。

「けどな、、雨宮。クラスのやつとは仲良くしといたほうがいいぞ。コンサートに来てくれる人たちは大体が生徒だからな。
見てくれる人がいないと俺たちのコンサートは成り立たない。」

「、、はぁ。」

「部活のためにクラスメイトと仲良くする。それでいいんじゃないか?
だって虚しくない?誰1人お客さんいないと。」

「う、、それは嫌ですね。」

「だろ?それに部活だけでは学べないこともたくさんあるから。」

「、、、は、はい。」

「まぁいいや。とにかく時間が解決してくれることもあるからね。」

現実から目を背けたい。
だけどこの学校生活という狭い空間で
仕方なく生きていくしかないのだ。




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