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第十楽章 駅コンサート

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もうすっかり文化祭も終わり
北浜高校は秋の中間テストに向けてみんな勉強中だ。テスト前だとやけにみんな集中してやるよな。普段寝てる奴もいるのに。

まぁ、気持ちはわからなくもないが。

「おい、雨宮!」

「、、。」

「おい!」

「、、、。」

「おーい!!」

「うるさいな、静かにしろ。
あとで勉強教えてくれ。」

そうして聞いてきたのは後ろの席に座ってる竹下だ。普段寝てばっかりのくせに今日に限って勉強している。
雨でも降りそうだな。

「あー。どこがわからないんだよ。」

「全部。」

「ご愁傷様でした。」

「待て待て待て!見捨てるなって!」

「そこうるさいぞ!!!!!!!!」

「すみません!」

「なんで俺まで。」

中島先生に注意を受ける。

この様子を見られてたのか小林、大海、若菜からドンマイと言われたような顔をされた。

わかってるなら助けてくれよ。

最近文化祭後から周りの先生やクラスメイトから声をかけられるようになった。
別に悪い声ではなくどんな様子とか大会のことについてよく聞かれる。
悪いことではないし学校の評価が上がるのならいいことだ。

まぁ、俺はとくに何もやってないが、、。

「そういえばテスト後に体育祭があるからな。各々準備しとけよ。」

「、、、げぇ。まじかよ。」

学校イベントでやりたくない体育祭イベントが来てしまった。
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