上 下
268 / 582
第九楽章 ドタバタの文化祭

取材②

しおりを挟む
「それでは写真を!」

部員全員で集合写真を撮る。
写真を撮ってる山田さんは後頭部をさすりながら撫でていた。

痛そう、、。

「ありがとうございます。では質問させてください。」

相田さんは部長の中畑先輩に質問をし始めた。

「はい。」

「まずは改めて全国大会出場おめでとうございます。」

「ありがとうございます!」

「全国大会が決まった時はどんな気持ちだった?」

「はい。とっても嬉しかったです。
これも全部指導してくださった栗本先生、
川村先生、田中先生のおかげです。」

「そうか、指導者の先生方の、、と。
普段はどのくらい練習してるの。」

「平日は学校が終わったあと午後4時から午後7時まで。そのあとは自主練。
土日は午前9時から午後4時まで。ですかね。」

中畑先輩、大人の人を相手にしているからかいつもと表情が違う。少し雰囲気が変わったような気がする。

「凄いね。そんなにやってるんだ。」

「いえ、でもこの場所があるのも。先生方のおかげです。場所があって先生の指導もあって僕らは大会に出られたので。」

「そうですか、、ありがとう中畑くん。全国大会ではどんな演奏したいですか?」

「はい。全国では北浜の音を届ける演奏をしたいです。」

「わかりました。最後に見に来てくれるお客さんたちに何かありますか?」

「はい、。静岡県代表として北浜高校の吹奏楽部として演奏します。代表として恥がないように精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします。」

「はい、ありがとうございます。
以上となります。」

そのあと新聞記者の2人は校長先生のところに行ったり学校を回ったりした。

後日その新聞の記事を見て切り抜いて
部室に飾ったのはまたいつかの話で。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

切り裂かれた髪、結ばれた絆

S.H.L
青春
高校の女子野球部のチームメートに嫉妬から髪を短く切られてしまう話

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

ニューハーフな生活

フロイライン
恋愛
東京で浪人生活を送るユキこと西村幸洋は、ニューハーフの店でアルバイトを始めるが

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

秘密のキス

廣瀬純一
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

坊主女子:髪フェチ男子短編集【短編集】

S.H.L
青春
髪フェチの男性に影響された女の子のストーリーの短編集

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

処理中です...