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第八楽章 東海大会編
力を合わせて③
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篠宮先輩は真剣な顔でみんなに話し始めた。
「私は高校3年間あまりこの部活が好きじゃなかった。」
「ん?」
急に真剣な話をすると思いきや
なんだこの人は。
「ごめん。嫌われる覚悟で言うけど
ただ私は今まで部活が好きじゃなかった。
中学の時も全国大会に行きたいって気持ちは私だけで他のメンバーは所詮無理だろって」
あっ、なんかその気持ちわかる。
「でも北浜に入ってから先輩たちは
いつも真剣で私に吹奏楽の楽しさを教えてくれた。みんなで演奏する、合奏する、
みんなで同じ時を過ごす。
この部室には全て詰まっている。」
篠宮先輩は懐かしむような顔で
微笑んでいた。
「だからこの部で最後まで。だから
全国大会のあの舞台で吹いてみたい。
そこには無限の景色が広がってるはずだから。」
「、、はぁ。何を言い出すかと思ったら。
お前なんかやっと本心行った気がするな。
いつも適当だから何考えてるかわからんから。」
中畑先輩はため息をつきながら篠宮先輩に
喋った。
「え?私ってそんな感じ?」
「うんうん。」
部員全員は頷く。
「えー、、、、。」
「雨宮も大変だな。」
原田先輩は雨宮に言う。
「いや、もう慣れてますよ。
普通です普通。」
「さすが篠宮の世話役。」
中畑先輩は手を叩きみんなの注目を集める。
「よし、もう一度パートごとで確認しよう。
とにかく意見をぶつけ合おう。
もう日にちも少ない。時間を大切にしよう。」
「はい!!」
もう一度力を合わせて前に進む。
「私は高校3年間あまりこの部活が好きじゃなかった。」
「ん?」
急に真剣な話をすると思いきや
なんだこの人は。
「ごめん。嫌われる覚悟で言うけど
ただ私は今まで部活が好きじゃなかった。
中学の時も全国大会に行きたいって気持ちは私だけで他のメンバーは所詮無理だろって」
あっ、なんかその気持ちわかる。
「でも北浜に入ってから先輩たちは
いつも真剣で私に吹奏楽の楽しさを教えてくれた。みんなで演奏する、合奏する、
みんなで同じ時を過ごす。
この部室には全て詰まっている。」
篠宮先輩は懐かしむような顔で
微笑んでいた。
「だからこの部で最後まで。だから
全国大会のあの舞台で吹いてみたい。
そこには無限の景色が広がってるはずだから。」
「、、はぁ。何を言い出すかと思ったら。
お前なんかやっと本心行った気がするな。
いつも適当だから何考えてるかわからんから。」
中畑先輩はため息をつきながら篠宮先輩に
喋った。
「え?私ってそんな感じ?」
「うんうん。」
部員全員は頷く。
「えー、、、、。」
「雨宮も大変だな。」
原田先輩は雨宮に言う。
「いや、もう慣れてますよ。
普通です普通。」
「さすが篠宮の世話役。」
中畑先輩は手を叩きみんなの注目を集める。
「よし、もう一度パートごとで確認しよう。
とにかく意見をぶつけ合おう。
もう日にちも少ない。時間を大切にしよう。」
「はい!!」
もう一度力を合わせて前に進む。
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