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第八楽章 東海大会編
初めての夏の大会が終わった日①
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「おーす!雨宮。元気?」
「あっ。えーと誰でしたっけ?」
「河村先輩!河村千雪。あんたのホルンの先輩でしょうが。」
「もう昨日で引退したのに何できたんですか?」
「それは可愛い後輩が困ってないか心配で。」
「あーはいはい。」
「あんたねぇ。入部した頃はあんなに可愛かったのに。」
「まだそんなに4ヶ月も経ってないでしょ。」
「寂しいこと言うねぇ。」
南中一年生。雨宮洸は吹奏楽部に入部して
夏休みに入っていた。先日夏の大会が終わり卒業した河村千雪先輩は3年生でホルンのパートリーダーだったのだ。
「、、、元気そうで。」
「うん!まぁ寂しいことも言ってられないしね。人生はまだまだ長いから。」
「もう部室鍵閉めますから出ていってください。」
「あんた先輩に対して冷たくない?」
「そうですか?」
「もう少し先輩~って声かけなさいよ。」
「すみません。俺練習したいんで。」
「ふーん。じゃあ見てよっかな。」
「受験大丈夫なんですか?」
「ん?私推薦もらったんだ。この前の大会で。」
「ロングトーンしよ。」
「ちょっと聞いてるの?」
河村先輩は自分とは全く違うタイプの人間。
誰からも信頼されてるし友達も多いし
勉強もできるし演奏技術も高い。
この人がめちゃくちゃ苦手だった。
「あっ。えーと誰でしたっけ?」
「河村先輩!河村千雪。あんたのホルンの先輩でしょうが。」
「もう昨日で引退したのに何できたんですか?」
「それは可愛い後輩が困ってないか心配で。」
「あーはいはい。」
「あんたねぇ。入部した頃はあんなに可愛かったのに。」
「まだそんなに4ヶ月も経ってないでしょ。」
「寂しいこと言うねぇ。」
南中一年生。雨宮洸は吹奏楽部に入部して
夏休みに入っていた。先日夏の大会が終わり卒業した河村千雪先輩は3年生でホルンのパートリーダーだったのだ。
「、、、元気そうで。」
「うん!まぁ寂しいことも言ってられないしね。人生はまだまだ長いから。」
「もう部室鍵閉めますから出ていってください。」
「あんた先輩に対して冷たくない?」
「そうですか?」
「もう少し先輩~って声かけなさいよ。」
「すみません。俺練習したいんで。」
「ふーん。じゃあ見てよっかな。」
「受験大丈夫なんですか?」
「ん?私推薦もらったんだ。この前の大会で。」
「ロングトーンしよ。」
「ちょっと聞いてるの?」
河村先輩は自分とは全く違うタイプの人間。
誰からも信頼されてるし友達も多いし
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この人がめちゃくちゃ苦手だった。
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