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第八楽章 東海大会編

生徒会長③

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「うちの部員になんか用事?」

「いや、そこでたまたまあってね。」

「部活辞めてから一年経つよね。なのになんで話しかけてきたの?」

「悪いね。だけど避けてたのは美玲もだろ。」

雨宮はなんの状況か飲み込めず
ただ駄々話を聞くしかなかった。

やめた?この生徒会長が?
吹奏楽部を?
なにやらこの2人なんかあったのか。

「君名前は?」

「え?あ、雨宮洸です。」

突然名前を聞かれ驚いた。
すると生徒会長は微笑んで雨宮に喋りかけた。

「まぁ吹奏楽部頑張ってよ。応援してる。」

「は、、はい。」

生徒会長はそのまま階段を降りて行ってしまった。一体なんだったんだろうか。

「あ、あのー。」

「ん?あいつ?」

「は、はい。篠宮先輩!
部活をやめたってどういうことですか?」

「私の同級生。去年の大会終わってやめたの。」

「そうだったんですか。」

「同じホルンだった。」

「え?ホルン?マジですか。」

「そう。あいつが部活辞めてから私は1人だったわけ。だけど私たち部活以外ではあんまり喋らなかったから辞めた後は特になかった。」

「はぇー。でもそれで生徒会長になったんですよね。凄いですね。」

「まぁあいつ成績いいし。」

すると学校のチャイムが鳴る。

「やばい。急がないと。」

「たしかに。行きますか。」

雨宮と篠宮先輩は教室の方へ行った。





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