あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第八楽章 東海大会編

生徒会長

「ありがとうございました。」

すると1人の男子生徒が壇上でマイクを使いながら喋ってる。

「生徒会長挨拶。」

「はい。」

男子生徒の呼びかけに生徒会長と呼ばれて
返事をした生徒が壇上に上がり
礼をして喋り始めた。

「夏休み登校｡誰1人生徒が欠けることなく
登校できたのは、、であるからして｡」

雨宮はどうも先生の話やこう言った話はあまり集中しても耳に入ってこない｡
聞いてると目が重たくなってくる。
入学式の時も話も耳に入ってこなくて
眠くなってしまったのを思い出した。

雨宮はふと思い優実に小さな声で話しかけた。

「なぁ、あのさ｡あの男の人って誰？」

「え？！あまっち知らないの？生徒会長｡」

「へー名前は？」

「えーとたしか。
百瀬さんとか言ったっけ｡」

「へー｡百瀬？なんか聞いたことあるような。痛っ、！」

すると何か頭に小さな衝撃を感じた。消しゴムの落ちており飛んできた方向を見ると
若菜が口パクでまた言っている。

「マエをミロ」

また怒られてしまった。