202 / 481
番外編 夏
焼きそばを食べる2人
しおりを挟む
「焼きそばうまい!」と荒木。
「そうだね。」と貝原。
貝原優と荒木真美は2人でベンチに座って焼きそばを食べていた。
「私、焼きそばの紅生姜っていらないと思う。焼きそばだけを楽しみたい。」
「えっ。紅生姜おいしくない?私は好きなんだけど。」
「へー。優は好きなんだ。裏切り者。」
「何それ?」
どうでもいいことを話しながら
2人は焼きそばを食べている。
なんか2人っきりになるのは久しぶりな気がする。
「そういえばみんな戻ってくるの遅くない?」
ふと思い貝原は荒木に聞く。
「そうだね。そういえば毎年なんだかんだきてるよね花火大会。」
「うん、結局いつも一緒にいるよね。私たち同期メンバーは。提案するのは三葉と中山が。私はいっつも後ろからついてくタイプでさ。」
「誰か彼氏できたら抜けてもいいって約束だったよね。ははは!」
荒木は笑う。だけどすぐ表情が曇りぼそっとつぶやく。
「でも誰もできなかったよね。3年間。」
「う、、それ言わないで。やめて。」
「あー彼氏欲しい!!」
「ちょっとうるさい、真美!やめて!」
荒木真美の口を塞ごうとするが
間に合わず声が漏れる。歩いている人たちがちらほらこちらを見てるような気がするが。
「だってこのままだと大学でも彼氏できなさそうじゃない?」
「だって部活で忙しいし。時間ないし!
私たちは今を生きてるんだから。JK謳歌してるよ。」
「貝原って案外夢見がちなところあるよね。」
「え?そ、そんなことないよ。」
「いやいや動揺してるし心当たりはあるでしょ。
でも私たちが
一年二年生のときにはチャンスくらいあったでしょ。
東海大会終わってたし。
今は時間ないし!しょうがないしょうがない!」
「えー。まぁ今年はまだ終わらないのか。
恋愛に集中したいのに。」
貝原は手を腰に当てため息ついた。
「じゃあしょうがないか。
もう少し貝原にお世話になるか。」
「はいはい。」
「よし!そろそろお腹も満たされたしいきますか。」
「はーいよ。」
貝原優、北浜高校3年生コントラバス。
まだ部活を続けます。
「そうだね。」と貝原。
貝原優と荒木真美は2人でベンチに座って焼きそばを食べていた。
「私、焼きそばの紅生姜っていらないと思う。焼きそばだけを楽しみたい。」
「えっ。紅生姜おいしくない?私は好きなんだけど。」
「へー。優は好きなんだ。裏切り者。」
「何それ?」
どうでもいいことを話しながら
2人は焼きそばを食べている。
なんか2人っきりになるのは久しぶりな気がする。
「そういえばみんな戻ってくるの遅くない?」
ふと思い貝原は荒木に聞く。
「そうだね。そういえば毎年なんだかんだきてるよね花火大会。」
「うん、結局いつも一緒にいるよね。私たち同期メンバーは。提案するのは三葉と中山が。私はいっつも後ろからついてくタイプでさ。」
「誰か彼氏できたら抜けてもいいって約束だったよね。ははは!」
荒木は笑う。だけどすぐ表情が曇りぼそっとつぶやく。
「でも誰もできなかったよね。3年間。」
「う、、それ言わないで。やめて。」
「あー彼氏欲しい!!」
「ちょっとうるさい、真美!やめて!」
荒木真美の口を塞ごうとするが
間に合わず声が漏れる。歩いている人たちがちらほらこちらを見てるような気がするが。
「だってこのままだと大学でも彼氏できなさそうじゃない?」
「だって部活で忙しいし。時間ないし!
私たちは今を生きてるんだから。JK謳歌してるよ。」
「貝原って案外夢見がちなところあるよね。」
「え?そ、そんなことないよ。」
「いやいや動揺してるし心当たりはあるでしょ。
でも私たちが
一年二年生のときにはチャンスくらいあったでしょ。
東海大会終わってたし。
今は時間ないし!しょうがないしょうがない!」
「えー。まぁ今年はまだ終わらないのか。
恋愛に集中したいのに。」
貝原は手を腰に当てため息ついた。
「じゃあしょうがないか。
もう少し貝原にお世話になるか。」
「はいはい。」
「よし!そろそろお腹も満たされたしいきますか。」
「はーいよ。」
貝原優、北浜高校3年生コントラバス。
まだ部活を続けます。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
12
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる