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第七楽章 県大会が始まる。
花火③
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「やっぱりかき氷最高だな。
うわぁー!キーンってするぜ」
「バカ。早く食べるからでしょ。」
大海はかき氷をご飯をかきこむように食べて頭を押さえていた。
それを見て絢辻がツッコミを入れる。
「あのーなんで一年生みんないるんだよ。」
「僕も初めて知ったんだけど。」
小林も同意する。
「えっ?だってみんな集まった方が楽しいじゃん。」
「まぁ私は明に騙されたんだけど。」
百瀬はそのまま絢辻と帰ってしまったはずだがなぜ来てくれたんだろうか。
「夏祭りって言ったら来ないと思って。」
「まぁまぁ。たまには一年生で友好を深めるのはいいことだと思うんだけど。」
「おっおう、そうだな。3年間一緒なんだから少しくらいは仲良くなった方がいいな。」
よし、ナイスフォロー。よく言った愛斗。
「そ、そうだよね。愛斗くん。仲良くしたい、、な!」
朝花も懸命に会話に入ろうとしてくれている。う、うう。なんていい子なんだ。
「あれー!雨宮くんじゃん。それに一年生おっす!」
「げぇ!篠宮先輩。」
「げぇ?だと?」
「あ、いや。なんでもないです。少し驚いただけです。」
「お疲れ様です!」
一年生は挨拶をする。
「別に部活じゃないんだから堅苦しい挨拶はなしなし!」
篠宮先輩は言う。
「そうだよ。たまたま女子三年生全員で来てたんだ。」
栞子先輩がみんなに言う。
「貝原先輩と荒木先輩がいないっすね。」
「どこかで焼きそば買ってきてくれるって言ってどこか行っちゃった。」
早乙女先輩が笑いながら一年生に喋りかけた。
「あーそれで。」
「それにしても男女みんなで花火大会とは青春だね?」
「先輩たちは彼氏とかときてるんじゃないかなって思ってました。」
「おい!金子お前!」
雨宮は金子の口に手を当てて黙らせるが
遅かったようだ。
「彼氏???」
「もういっぺん言ってみな?」
早乙女先輩と中山先輩が鬼のような形相で
こちらを見る。
怖い。
「す、すみませんでした。」
「はいはい、じゃあ、楽しんでね。
他の奴らもみんな多分来てるんじゃないかな?」
「そうなんですね。またあったら話しかけてみます。」
「じゃあね!」
先輩たちは歩いていってしまった。
「仲良いね、先輩たち。」
「ああ。」
朝花は微笑みながら先輩たちを目で見送っていた。3年間一緒で仲間というものはこんな感じなんだろうか。
「おっ!お前ら来てたのか?」
「あっ!有村先輩たちだ。」
北浜高校の先輩たちが全員集まってきた。
そのあと騒ぎすぎて翌日中畑先輩に
注意を受けたのはまた別の話。
うわぁー!キーンってするぜ」
「バカ。早く食べるからでしょ。」
大海はかき氷をご飯をかきこむように食べて頭を押さえていた。
それを見て絢辻がツッコミを入れる。
「あのーなんで一年生みんないるんだよ。」
「僕も初めて知ったんだけど。」
小林も同意する。
「えっ?だってみんな集まった方が楽しいじゃん。」
「まぁ私は明に騙されたんだけど。」
百瀬はそのまま絢辻と帰ってしまったはずだがなぜ来てくれたんだろうか。
「夏祭りって言ったら来ないと思って。」
「まぁまぁ。たまには一年生で友好を深めるのはいいことだと思うんだけど。」
「おっおう、そうだな。3年間一緒なんだから少しくらいは仲良くなった方がいいな。」
よし、ナイスフォロー。よく言った愛斗。
「そ、そうだよね。愛斗くん。仲良くしたい、、な!」
朝花も懸命に会話に入ろうとしてくれている。う、うう。なんていい子なんだ。
「あれー!雨宮くんじゃん。それに一年生おっす!」
「げぇ!篠宮先輩。」
「げぇ?だと?」
「あ、いや。なんでもないです。少し驚いただけです。」
「お疲れ様です!」
一年生は挨拶をする。
「別に部活じゃないんだから堅苦しい挨拶はなしなし!」
篠宮先輩は言う。
「そうだよ。たまたま女子三年生全員で来てたんだ。」
栞子先輩がみんなに言う。
「貝原先輩と荒木先輩がいないっすね。」
「どこかで焼きそば買ってきてくれるって言ってどこか行っちゃった。」
早乙女先輩が笑いながら一年生に喋りかけた。
「あーそれで。」
「それにしても男女みんなで花火大会とは青春だね?」
「先輩たちは彼氏とかときてるんじゃないかなって思ってました。」
「おい!金子お前!」
雨宮は金子の口に手を当てて黙らせるが
遅かったようだ。
「彼氏???」
「もういっぺん言ってみな?」
早乙女先輩と中山先輩が鬼のような形相で
こちらを見る。
怖い。
「す、すみませんでした。」
「はいはい、じゃあ、楽しんでね。
他の奴らもみんな多分来てるんじゃないかな?」
「そうなんですね。またあったら話しかけてみます。」
「じゃあね!」
先輩たちは歩いていってしまった。
「仲良いね、先輩たち。」
「ああ。」
朝花は微笑みながら先輩たちを目で見送っていた。3年間一緒で仲間というものはこんな感じなんだろうか。
「おっ!お前ら来てたのか?」
「あっ!有村先輩たちだ。」
北浜高校の先輩たちが全員集まってきた。
そのあと騒ぎすぎて翌日中畑先輩に
注意を受けたのはまた別の話。
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