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第七楽章 県大会が始まる。
花火①
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花火。
それは夏のイベント。
おれは一生行くことのない
リア充のイベント。東海大会が決まって体は疲れているから帰ってしっかり休息をして
明日もダラダラ過ごすと決めていた。
なのに、。
なのに。
なのになぜ。
こんなことになってしまったのだろうか。
それは数時間前に遡る。
「じゃあ今日はここで解散だから。
ゆっくり休んでね。」
中畑先輩がみんなに呼びかける。
「お腹すいた。ねぇ野末。なんか食べにこうよ。」
「えぇー。しょうがないなぁ。」
「私もどこか食べ行きたいなぁー」
「おっ、栞子も行こう行こう。」
「私まだ行くなんて言ってないんだけど。」
みんな大会の緊張が解けてそれぞれ帰ろうとしていた。
「洸!たまには一年生全員で帰ろうぜ」
「えっ、まぁいいけど。」
「よし決まり決まり。」
「おーい百瀬さんたちも。」
「私はこっちだから。」
「えっ?そう?」
「私、梓ちゃんについてくね。」
絢辻は百瀬について行こうとする。
「お、おう。そうか。わかった。気をつけてな。」
「優実もついていっていい?」
「おっ!いいぜ!帰ろう帰ろう。」
「あっ朝花も。」
伊藤と金子は先輩と話してるみたいで
洸、大海、若菜、朝花、小林、優実の6人は
ゆっくり帰っていった。
そして大海があのチラシさえ
見つけなければ。
「おっ、そういえば今日花火大会だったな。」
「えっ。」
「へー。そうなんだ。」
「じゃあこの後集合しようか。」
「おっ!そうだな。浴衣とか着て。」
「えっ。いや、ちょっと待って」
というわけでそんな感じで
決まってしまったのだ。
なんでこんなに話が決まるの早いんだろうか。大海と優実のせいだ。あいつらすぐ話を進める。
「ごめん。待った?」
「え?」
少し赤みがかかった髪を上で束ね
前髪にウェーブをかかり黒の浴衣を着て普段とは違う感じにしてきていた若菜が目の前に立っていた。
普段と違う異性の同級生のはずだ。
なのに少しドキッとしてしまう。
「可愛い、、」
「へ?」
「いや、なんでもない。」
聞こえてるっつうの。
それは夏のイベント。
おれは一生行くことのない
リア充のイベント。東海大会が決まって体は疲れているから帰ってしっかり休息をして
明日もダラダラ過ごすと決めていた。
なのに、。
なのに。
なのになぜ。
こんなことになってしまったのだろうか。
それは数時間前に遡る。
「じゃあ今日はここで解散だから。
ゆっくり休んでね。」
中畑先輩がみんなに呼びかける。
「お腹すいた。ねぇ野末。なんか食べにこうよ。」
「えぇー。しょうがないなぁ。」
「私もどこか食べ行きたいなぁー」
「おっ、栞子も行こう行こう。」
「私まだ行くなんて言ってないんだけど。」
みんな大会の緊張が解けてそれぞれ帰ろうとしていた。
「洸!たまには一年生全員で帰ろうぜ」
「えっ、まぁいいけど。」
「よし決まり決まり。」
「おーい百瀬さんたちも。」
「私はこっちだから。」
「えっ?そう?」
「私、梓ちゃんについてくね。」
絢辻は百瀬について行こうとする。
「お、おう。そうか。わかった。気をつけてな。」
「優実もついていっていい?」
「おっ!いいぜ!帰ろう帰ろう。」
「あっ朝花も。」
伊藤と金子は先輩と話してるみたいで
洸、大海、若菜、朝花、小林、優実の6人は
ゆっくり帰っていった。
そして大海があのチラシさえ
見つけなければ。
「おっ、そういえば今日花火大会だったな。」
「えっ。」
「へー。そうなんだ。」
「じゃあこの後集合しようか。」
「おっ!そうだな。浴衣とか着て。」
「えっ。いや、ちょっと待って」
というわけでそんな感じで
決まってしまったのだ。
なんでこんなに話が決まるの早いんだろうか。大海と優実のせいだ。あいつらすぐ話を進める。
「ごめん。待った?」
「え?」
少し赤みがかかった髪を上で束ね
前髪にウェーブをかかり黒の浴衣を着て普段とは違う感じにしてきていた若菜が目の前に立っていた。
普段と違う異性の同級生のはずだ。
なのに少しドキッとしてしまう。
「可愛い、、」
「へ?」
「いや、なんでもない。」
聞こえてるっつうの。
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