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第六楽章 北浜高校の夏合宿
心が折れそうになるけど
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「ここもう一度。」
「はい!」
みんなそれぞれよかったはず。だけど何かが足りない。五日間の最終日。
無理もない先輩たちも一年生も人間だ。
集中力がないのは百も承知だ。
「ダメ、もう一度。一旦休憩で!
バテた?もうやりたくない?そんなのみんな一緒だよ。」
「はい!」
部員全員で返事をする。
栗本先生は必死に指導している。
自由曲の星の旅をひたすらに繰り返している。
「10分休憩。終わったらすぐ始めるから!」
「はい!」
栗本先生は指揮棒を譜面台に置いてそのまま
部屋から出て行ってしまった。
いつもの栗本先生だが機嫌が悪いように見える。無理もない。
「あークソ!」
野俣先輩が声を上げて叫んだ。
「なんもできないまま終わっちまうよ。」
時田先輩が下を向きながら呟いた。
先輩たちも下を向いてる人がほとんどで
一年生全員、顔が暗かった。
雨宮も集中力が切れていた。
「お前ら顔を上げろ!」
すると中畑先輩が大きな声で部員全員を鼓舞する。
「部長!?」
陣内先輩がびっくりして中畑先輩の方を見る。
「これはあんまり言いたくなかったんだけどな。今日の練習は最終日。各部分を見直して最後に通しで一回やると思うんだけど朝からやって13時、いやもしかしたら14時になってしまうかもしれない。」
「はぁい?」
有村先輩は中畑先輩が言ってることに首を傾げている。
「このあとな。実は先生たちが話してるのを偶然聞いてしまったんだけどな、、。
いやぁやっぱりやめとこうかな。」
中畑先輩が普段ここまで話すのを悩むのは珍しい。
「中畑、言ってよ。気になるじゃん!」
中山先輩は中畑先輩に聞く。
「この後実は、練習が終わったら
先生たちのおごりでバーベキューだ!!!」
「、、、、。」
「はい!」
みんなそれぞれよかったはず。だけど何かが足りない。五日間の最終日。
無理もない先輩たちも一年生も人間だ。
集中力がないのは百も承知だ。
「ダメ、もう一度。一旦休憩で!
バテた?もうやりたくない?そんなのみんな一緒だよ。」
「はい!」
部員全員で返事をする。
栗本先生は必死に指導している。
自由曲の星の旅をひたすらに繰り返している。
「10分休憩。終わったらすぐ始めるから!」
「はい!」
栗本先生は指揮棒を譜面台に置いてそのまま
部屋から出て行ってしまった。
いつもの栗本先生だが機嫌が悪いように見える。無理もない。
「あークソ!」
野俣先輩が声を上げて叫んだ。
「なんもできないまま終わっちまうよ。」
時田先輩が下を向きながら呟いた。
先輩たちも下を向いてる人がほとんどで
一年生全員、顔が暗かった。
雨宮も集中力が切れていた。
「お前ら顔を上げろ!」
すると中畑先輩が大きな声で部員全員を鼓舞する。
「部長!?」
陣内先輩がびっくりして中畑先輩の方を見る。
「これはあんまり言いたくなかったんだけどな。今日の練習は最終日。各部分を見直して最後に通しで一回やると思うんだけど朝からやって13時、いやもしかしたら14時になってしまうかもしれない。」
「はぁい?」
有村先輩は中畑先輩が言ってることに首を傾げている。
「このあとな。実は先生たちが話してるのを偶然聞いてしまったんだけどな、、。
いやぁやっぱりやめとこうかな。」
中畑先輩が普段ここまで話すのを悩むのは珍しい。
「中畑、言ってよ。気になるじゃん!」
中山先輩は中畑先輩に聞く。
「この後実は、練習が終わったら
先生たちのおごりでバーベキューだ!!!」
「、、、、。」
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