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第六楽章 北浜高校の夏合宿

優しい先輩たち

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夕飯も食べ終わり
雨宮はある部屋に呼び出されたのだ。

それは数時間前に遡る。

「雨宮!このあと暇だろ?」

夕飯を食べ終わり呼び止められたのは
有村先輩だった。

「え?まぁ暇ですけど。」

「じゃあこの後、部屋に来てよ。」

「え?」

「じゃああとでな!」

そして呼び出され部屋の前にいるのである。

「一体なぜ呼ばれたのだろう。」

「おっ、待ってたぜ雨宮。
さぁ始めるぞ。第一回トランプ大会!!」

「え?」

「え?トランプ知らない?」

「いや知ってますけど、、。」

「じゃあ話は早い。早速やるぞ!」

「は、はぁ。」

有村先輩はそのままトランプをシャッフルしてカードを配り始める。

「ちゃんと配れよ有村。」

斉藤先輩が有村に言う。
三年生の男子の先輩たちは円になりカードを配るのを待っていた。

「あの~もしかして一年生って、、」

「ん?あとで来ると思うけど。」

「あれ?雨宮先に来てた?」

すると大鐘がこちらに部屋に入ってきた。

「あ、まぁな。ほらほらやるぞ!
負けたらアイス奢り。」

「えー!!」

結局トランプ大会をやり盛り上がりすぎて
中畑先輩に怒られたのはまた別の話。
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