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第六楽章 北浜高校の夏合宿
焦る
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「さっきよりましかな。だけどもっと指も早く動かさないと。」
「はい。」
百瀬梓は中山先輩と内山先輩と一緒にグループ練習をしていた。
「一旦休憩しようか。」
「いえ、もう一回!お願いします。」
夏木先輩は一旦、練習を中断しようとする。
しかし梓はそのまま練習を続けようとする。
普段の自分なら休憩に入るが
何故か普段の行動と違う行動をしてしまった。
「わかった。もう一回やろう。」
「お願いします。」
なんでだろうか。
私は焦ってるのか。それともみんなに置いていかれたくないのか。
「梓ちゃん、やる気あるね!
私も頑張らないと。」
「いや、そうじゃないんですけどそのまぁ、、、とにかく!!やりましょう!」
梓はクラリネットをさっと構える。
「じゃあ今度は僕がカウントとります。」
内山は楽器を置き、メトロノームをセットする。
やっとわかった。
わたしは誰にも負けたくないのだ。
負けず嫌いだ。
中学の時はそんなこと思わなかったけど。
でも同級生には天才のアルトサックス、
フルート。
そしてわたしより負けず嫌いでホルンが好きな奴もいる。
そして後ろから迫ってくる同級生もいる。
「お願いします!!」
負けず嫌い。
これだけは誰にも負けない私だけの武器かもしれない。
「はい。」
百瀬梓は中山先輩と内山先輩と一緒にグループ練習をしていた。
「一旦休憩しようか。」
「いえ、もう一回!お願いします。」
夏木先輩は一旦、練習を中断しようとする。
しかし梓はそのまま練習を続けようとする。
普段の自分なら休憩に入るが
何故か普段の行動と違う行動をしてしまった。
「わかった。もう一回やろう。」
「お願いします。」
なんでだろうか。
私は焦ってるのか。それともみんなに置いていかれたくないのか。
「梓ちゃん、やる気あるね!
私も頑張らないと。」
「いや、そうじゃないんですけどそのまぁ、、、とにかく!!やりましょう!」
梓はクラリネットをさっと構える。
「じゃあ今度は僕がカウントとります。」
内山は楽器を置き、メトロノームをセットする。
やっとわかった。
わたしは誰にも負けたくないのだ。
負けず嫌いだ。
中学の時はそんなこと思わなかったけど。
でも同級生には天才のアルトサックス、
フルート。
そしてわたしより負けず嫌いでホルンが好きな奴もいる。
そして後ろから迫ってくる同級生もいる。
「お願いします!!」
負けず嫌い。
これだけは誰にも負けない私だけの武器かもしれない。
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