あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第六楽章 北浜高校の夏合宿

未完成

「ふー。気持ちよかった。」

中畑はお風呂から上がり自動販売機前の椅子に座っていた。
この後パート会議に行く前に譜面を見つめながらジュースを飲んでいた。

「うーん一年生たち大丈夫かな？」

中畑は少し考え事をしていた。
3年生、2年生は特に心配していない。
3年生は自分より経験者の人間が篠宮や有村など野末もいるし特に心配はない｡

2年生も各自センスはあるし3年生に引けを取らないくらいの実力を持っている。

だが、一年生たちだ。
慣れない環境もあると思うが特に
経験者じゃない子たちの心が持つか心配である。

愛斗、大海、金子の3人。

そして昨日悲鳴が聞こえた雨宮｡
こいつはなんでいっつも心配させるんだろう。

ソロを吹く小林と若菜は特に心配はいらないな。

そして女子4人。疲れが見えてくるのは多分3日目、4日目だ。

「ふー。あと3日！頑張ろう。」

中畑は席をたちそのままパート会議の部屋に向かおうとする。

廊下を歩いていくと明るい部屋から声が聞こえてくる。

「ん？なんだ？」

中畑は聞き耳を立てるのは良くはないと思ったが好奇心が勝ってしまった。


「、、、、例の件、進んでるか？」

「はい。5日目には」



「マジかよ？」

中畑は衝撃的なニュースを聞いてしまった。