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第六楽章 北浜高校の夏合宿

部屋割り

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「一年生男子は部屋そっちな。」

原田先輩は一年生に言う。

「はい!あれ先輩たちの部屋は、、」

「隣だよ。二年生の部屋、三年生の部屋で別れてるから。なんか困ったらいって。」

「わかりました。」

「今日の夜遊びに行くから」

「え?」

「覚悟しとけよ。」

何やら先が思いやられるような、、

すると大海は原田先輩に聞く。

「あのー女子は、。」

「下の階の2階だよ。」

「へーじゃあ、」

「余計なことはするなよ。」

原田先輩は微笑んでるが目が笑っていない。
何やら変なオーラが出てるんだが。

「さぁ、はやく練習着に着替えていこうぜ。」

「えー。」

そんなことを思いながら、部屋に入る

この部屋で五日間寝泊まりする。
この一年生、5人で。

荷物を置き部屋の窓を見る。
畑に囲まれて緑がいっぱいある。

「いいところだなぁ。」

雨宮の合宿は中学以来だ。
あのときは嫌々で行ってた記憶しかないけど。

「なぁ雨宮、そういえば今回ってオーディションとかあるのかな?」

聞いてきたのは伊藤だ。

「え?あるのか?栗本先生はこのままいくんじゃないのか?」

「でも強化合宿なんだろ?もしかして変更とかあるんじゃないか。」

たしかにあり得るかもしれない。
今回は栗本先生がどういう形で教えるのかわからないがオーディションでベストの布陣を作るのもあるのかもしれない。

「可能性はなくもないかな。」

すると部屋の扉が開く。

「おーい一年生!お昼前に一度、音楽ホール集合ね。」

と睦月先輩が一年生男子に伝える。

「はーい。」

一年生たちは急いで準備した。



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