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第六楽章 北浜高校の夏合宿

夏休みだぜ

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「じゃあお前ら一度しかない高校一年生の夏楽しめよ。起立。」

クラス全員が席を立つ

「礼」

北浜高校は夏休みを迎えた。
生徒全員がワクワクした気持ちが弾けている。

雨宮も一学期が終わりワクワクしている。
でも夏休みって入る前が一番楽しいよな。

「雨宮!!夏休みだぜ。最高。」

喜んでいるのは大海。こいつは本当にわかりやすい。テストが終わってからこんな感じだ。

まぁテストの点数も良かったしな。

「はいはい。じゃあ部活行くから。」

雨宮は部活に向かう。

「おい、置いてくなって。」

「あっ洸。成績どうだったの?」

すると若菜が笑顔で聞いてきた。

「それ聞くのかよ。」

なぜこいつは自分より成績が下のやつに聞くのだろうか。
マウント取られたような気分になるぞ。

「やっぱり夏祭りとかプールとか海とか。
あっ俺、バイトとかしたいかも。」


「あのさ大海。」


「えっ。」

「水を差すようで悪いが多分今年あんまり、休みないぜ。」


「え、、、。」

若菜も小林も「うんうん」と頷く。

「マジ?」

「マジだ。」

大海はがっかりしていた。
まぁ全国まで行けば部活休みはほとんどなくなるだろう。

だけど誰も全国へ行きたくないという人は誰もいないだろう。
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