あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第五楽章 北浜高校のリベンジの夏

職員室で

川村は職員室で作業をしていた｡
パソコン作業は苦手だが手を動かす｡

すると職員室の先生が話しているのが聞こえてきた。盗み聞きは良くないがとてもいい声が聞こえてきた。

「そういえば吹奏楽部の時田｡真剣に授業聞いてるんですよ。いつも授業中寝てるのに｡」

「ほーう。私の国語の授業の時に谷川と日明も授業が終わった後、質問してくるんですよ｡」

川村はニヤけてしまう。

富士合宿が現実的になってきたぞ｡
このままいけば順調に迎えられそうだ。

一年生の優実さんも大海くんも
他のメンバーが見ているしなんとかなるだろう。

「川村先生、ちょっといいですか？」

と話しかけてきたのは田中先生｡

「おっ。どうしたの？田中先生｡」

「あの合宿までのバスなんですが、、そのー。」

「まだまだ決めることありそうですな。」

こちらも動かなくてはいけなくては
するとメールが一件、栗本からの連絡だ｡
メールを開封して内容を確認する。

「田中先生｡がんばりましょう｡」

「はい！」

まだまだ決めることがたくさんありそうだ。