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第五楽章 北浜高校のリベンジの夏

勉強が好きなやつは会ったことないはず

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テストまで3週間ほどある。時間はある。
対策すれば赤点は取らないはずだ。

せっかくの学校もお休みの日曜日の午前中という最高の時間なのだがリビングの机でひたすらに勉強をしている松山を監視していた。

別に強要はしていない。だが合宿にどうしても行きたいのだろう。

「行ってやる、。富士合宿。なんとしてでも、、。」

何やら怨念のような黒いオーラが出ている。
それにしても別に俺の家でやらなくても。

今日は家に誰もいない。なので雨宮家で勉強会をすることになった。
すると家のチャイムがなる。扉を開けると一年生全員がそこに立っていた。

なぜ雨宮の家で勉強会なのかというと成り行きでそうなってしまった。

「おっ。早かったな。」

「お邪魔します。」

「ここが雨宮の家か。広いな。」と伊藤。

「綺麗な家だね。」と絢辻。

全員で玄関からリビングに移動する。

「うぉっ。松山が勉強してる。雨でも降るんじゃないか。」と伊藤が驚く。

それだけ変な光景がこの家で起きているのは事実だ。

「まぁまぁ。よしやるか。」

「お願いします。」と優実がお願いする。

「でもなんでこのメンバーなんだよ。」
と大海は雨宮に質問する。

「ああっ。それはみんなで教えた方が早いしな。それにうちの一年生は学年上位者がちらほらいる。」

「えっ。そうなの?」と優実は聞く。

「まず学年一位。若菜。」

「えぇーーーーーー。学年一位。」と優実と大海は驚く。

「そして伊藤愛斗、学年十位。」

「大海と同じ楽器でよく一緒にいるからてっきり同類だと思ってた。」

「俺も仲間だと思っていた。」

大海は自信満々に言う。
なぜそこで自信満々なのかわからない。

「お前ら失礼じゃないのか」と伊藤は反論する。


「他のメンバーも凄いぞ!!百瀬さんも学年五位だし。」

「別にたいしたことではないけどね。
ただ前回は数学が満点だったかな。」

特に自慢することなく百瀬はサラッと言った。満点は凄すぎるんだが。

「小林も学年二位。こんなにも学年上位者がたくさんいるんだ。今回のテストはこの二人からなんとかなる。」

「学年二位!!!!!やばすぎるだろ。
ここには超人しかいないのか。」

まぁ驚くのも無理はない。
俺も聞いた時ものすごく驚いたが、、

「以下は略。こんなところかな。」

「おいおい。」
と金子英介と絢辻明はツッコミを入れる。

「なんで俺らの紹介ないんだよ。」

「別にいいだろ。二人とも良くもなく悪くもないんだから。」

「それは1番悲しいんだよ。」

雨宮、朝花、金子、絢辻は学年順位は真ん中の少し上か下くらいだ。

「さぁ、勉強始めるぞ」

と雨宮は勉強に取り掛かる。

さぁ勉強会の始まりだ。

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