あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第五楽章 北浜高校のリベンジの夏

合宿前に巨大な敵が出現する

「合宿ですか？！」と部員全員が驚く。

「うん。今年は合宿を行おうと思ってます。県大会は8月の初旬の日曜日｡だから夏休みに入ってから５日間やろうと思ってるかな。」

と栗本先生は説明する｡

「合宿は親御さんの許可とか色々あるからね｡大丈夫そうかな。」と川村先生は合宿の説明をする。

「もちろん｡行きます。」と部長は返事をする。

「楽しそうだな！」と大海｡

「強化合宿か。初めてだな。」と雨宮は呟く｡
中学の頃は合宿がなかったなので初めての経験だ。

部員全員隣同士で喋っている。
初めてでワクワクするのだろう。

「場所はどこですか？」
と質問したのは同じく一年生の金子英介。

「富士山｡」

「おぉ！！」

「は登らず近くにある音楽ホールです。」

「なーんだ。」と部員全員は期待が最高潮だったのが一気に下がるのを感じた。

「でも良さげですね。いい場所ですね。」
と杉山先輩｡

「ということだ｡今回は川村先生とこの場にいない田中先生のおかげだから｡」

「いえいえ。私もできることをしたまでですから、栗本先生の希望もあって｡」

「ありがとうございます！」部員全員で挨拶する。

「じゃあ合宿も決まったことだしもう一度練習を、、」と栗本先生は部員に全員に呼びかける。すると川村先生が思い出したように話をし始めた。

「あっその前にみんなこれでもう少ししたら夏休みに入るけど、その前に期末テストあるのわかるよね。」

「、、、、」すると数名の生徒は目を合わせないように横を見る。

雨宮は周りを見る。
他の先輩たちは特に暗い顔をしていなかったが時田先輩、谷川先輩、日明先輩、
そして一年生の大海、優実は
汗が噴き出ていてとても暗い顔をしていた。

「わかるよね？」と川村先生は生徒に呼びかける｡川村先生の顔は笑ってなかった。


「もし、期末テスト悪い点数取ったら補修でいけないから。」


「いやぁぁぁーーーーー！！！！」

次の日、北浜高校吹奏楽部の部室から悲鳴が聞こえたとものすごい噂が流れたのだった。