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第四楽章 中部日本吹奏楽コンクール
2人で
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連休が終わって1週間、中部日本吹奏楽部コンクールが近いため全体で練習していた。
今日は栗本先生の合奏練習のためひたすら課題曲と自由曲を中心に練習する。
雨宮の演奏するパートはホルンの2nd。
先日栗本先生から全員にどこを演奏するか
それぞれ発表された。篠宮先輩が1st。
吹奏楽部は楽器ごとにそれぞれ演奏するが音が高音を吹く人、低音を吹く人など分けられている。強豪校ではオーディションというものがありソロや目立つパートを先生が決めるというものもある。
運動部でいうレギュラー争い的なものだ。
雨宮は高音の1stの譜面を吹きたかったのだが先生の指示なので仕方がない。
また中日吹が終わった後に吹けるタイミングはいくらでもあるだろう。
「はい。本番まで1ヶ月。ひたすら繰り返すしかないね。また来週、もう一度曲を完成していこう。一年生もなるべく吹けるところを増やしていきましょう。以上です。」
「では起立。」部長が号令をかける。
「ありがとうございました。」
全員がそれぞれ楽器を片付けたり
残って練習やら自由になる。
雨宮も楽器を片付けながら小林の方を見る。
この前は駅前コンサートに成り行きで誘ってしまったが普段あまり喋ってない人と行くのは正直言って雨宮は気が乗らない。まぁ行けば案外楽しいと思うのだが。
やっぱり見つからないように帰ろうかな。
と思ったその時
「よし。いこうか。」と小林が声をかける。
「おっおう。俺も準備できた。」
と雨宮は返事をする。
2人で部室を出る。
チラッと周りを見たが半分くらいの部員が残っていた。
雨宮はいつも残って練習するが篠宮先輩は
すぐ帰宅してしまう。何か特別な事情でもあるのだろうか。
まぁ三年生だし受験もあるし勉強で忙しいんだろう。
雨宮と小林は2人で学校の自転車小屋まで歩く。最近、雨宮は自転車通学を始めた。
最初はバスで通学していたが
お金がかかるし人混みが嫌だったので自転車に切り替えた。
「じゃあいこうか。」と小林が雨宮に声をかける。
「うん。」
着くまで何か話題を出さなくては。
今日は栗本先生の合奏練習のためひたすら課題曲と自由曲を中心に練習する。
雨宮の演奏するパートはホルンの2nd。
先日栗本先生から全員にどこを演奏するか
それぞれ発表された。篠宮先輩が1st。
吹奏楽部は楽器ごとにそれぞれ演奏するが音が高音を吹く人、低音を吹く人など分けられている。強豪校ではオーディションというものがありソロや目立つパートを先生が決めるというものもある。
運動部でいうレギュラー争い的なものだ。
雨宮は高音の1stの譜面を吹きたかったのだが先生の指示なので仕方がない。
また中日吹が終わった後に吹けるタイミングはいくらでもあるだろう。
「はい。本番まで1ヶ月。ひたすら繰り返すしかないね。また来週、もう一度曲を完成していこう。一年生もなるべく吹けるところを増やしていきましょう。以上です。」
「では起立。」部長が号令をかける。
「ありがとうございました。」
全員がそれぞれ楽器を片付けたり
残って練習やら自由になる。
雨宮も楽器を片付けながら小林の方を見る。
この前は駅前コンサートに成り行きで誘ってしまったが普段あまり喋ってない人と行くのは正直言って雨宮は気が乗らない。まぁ行けば案外楽しいと思うのだが。
やっぱり見つからないように帰ろうかな。
と思ったその時
「よし。いこうか。」と小林が声をかける。
「おっおう。俺も準備できた。」
と雨宮は返事をする。
2人で部室を出る。
チラッと周りを見たが半分くらいの部員が残っていた。
雨宮はいつも残って練習するが篠宮先輩は
すぐ帰宅してしまう。何か特別な事情でもあるのだろうか。
まぁ三年生だし受験もあるし勉強で忙しいんだろう。
雨宮と小林は2人で学校の自転車小屋まで歩く。最近、雨宮は自転車通学を始めた。
最初はバスで通学していたが
お金がかかるし人混みが嫌だったので自転車に切り替えた。
「じゃあいこうか。」と小林が雨宮に声をかける。
「うん。」
着くまで何か話題を出さなくては。
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