上 下
36 / 578
第三楽章 新生北浜高校吹奏楽部

担当楽器はなんだろうか①

しおりを挟む
「メロンパン最高。ありがとね。雨宮!」
と若菜が食堂の自販機の前で感謝を込めて返事する。

「べ、別にいいけどね。」の「ね」を強くして大崎に言い返す。ちゃんとこれからしっかり授業を聞こうと思った雨宮だった。

するとこちらに1人の女子生徒が向かってくる。

「おっす!元気!」とこっちに挨拶をしてきたのは昨日雨宮に話しかけてくれた子だった。

「絢辻さんか。ここで昼飯?」

「うん!そうそう。ここのシュークリーム美味しいんだよ。」

「雨宮。私も食べたい。」

「もう奢らない。」

すぐに若菜は舌打ちする。

「あ!お前今。舌打ちしたろ」

「してない」

すると絢辻さんは2人を見て
「ねぇ2人とも仲良いね。もしかして付き合ってるの?」

「付き合ってない。」2人が口を揃えていう。

「だよね!
全然そんな感じに見えないもん。ねぇねぇ暇だったらみんなでご飯食べようよ。」

「いいけど雨宮はどこか行ってよ。」
若菜が雨宮を省こうとする。
失礼にも程がある。

「おいなんだそれ。」

「まぁまぁ喧嘩しない!2人とも経験者なんでしょ!私ギターとかベースしかやったことないからさ。ちょっと吹奏楽部のこと教えてよ」

「私はいいよ!よろしくね。明ちゃん!」

「まぁそういこうことなら。」と雨宮はつぶやく。

教室で大海にジャンケンで負けてカレーパンを買ってくる予定があったがまぁいいか。

そのあと3人で昼飯を食べ戻ってきたら
大海に怒られたのはそのあとの話。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。

スタジオ.T
青春
 幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。  そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。    ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。

生意気な女の子久しぶりのお仕置き

恩知らずなわんこ
現代文学
久しくお仕置きを受けていなかった女の子彩花はすっかり調子に乗っていた。そんな彩花はある事から久しぶりに厳しいお仕置きを受けてしまう。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

夏の決意

S.H.L
青春
主人公の遥(はるか)は高校3年生の女子バスケットボール部のキャプテン。部員たちとともに全国大会出場を目指して練習に励んでいたが、ある日、突然のアクシデントによりチームは崩壊の危機に瀕する。そんな中、遥は自らの決意を示すため、坊主頭になることを決意する。この決意はチームを再び一つにまとめるきっかけとなり、仲間たちとの絆を深め、成長していく青春ストーリー。

処理中です...