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第二楽章 久しぶり吹奏楽部

集まった新入部員①

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扉を開けるとそこには新入部員が席に座っていた。6人ほどだろか。男子3人、女子3人だろうか。席に静かに座っていた。

コンクリートでできた別校舎。少し古びた感じだが、壁は防音。いい設備とは言えないがかなりのたくさんの楽器が置いてあった。
クラス三つ分ほどの広さだろうか。雨宮の目には広く感じた。

扉の向こう側に窓が。左側に指揮者が立つ指揮台。向かい側に譜面や、椅子が整列されていた。今日は新入生を迎える日でもあるため入り口に入ったところのすぐに席が並んであった。

「おっ!新入部員!きたね。」

雨宮と同じくらいの身長。だいたい160センチくらいだろうか。髪型は少し長めの先輩が
挨拶をしてくれる。

「そっち座っといて。」

雨宮たちは言われるがままに席に着く。
「俺たちを含めて10人くらいか。」

「それって多いの?少ないの?」

「まぁ強豪校に比べると少ないくらいかな?」

「ふーん。そうなんだ。」

大海が納得する。

横一列に新入生が6人席についており
その隣に4人、席に着く。

洸は周りを見渡すと小林の姿がそこにいた。
偶然目が合い小林が雨宮に手を挙げる。
こちらも手を挙げる。

「ここにいる新入生で最後かな?じゃあぼちぼち始めますか!」

サックスを持った先輩がこちらに話しかけてくる。前回のコンサートで司会をしてくれた部長の中畑先輩だ。

「じゃあ挨拶しようか。」

吹奏楽部の先輩たちがこちらを向き始める。




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