19 / 582
第一楽章 始まりの日
部活動入部届
しおりを挟む
「あのことは忘れなさい。」
「あぁあの、」
「いいから忘れなさい。記憶から抹消しなさい。」
「はい、、すみませんでした。」
あのハプニングから数日経ち
洸は教室にいた。机に座り一枚の紙と睨めっこしていた。部活動入部届。
これを書けば部活動は決定され、晴れて入部できる仕組みになっているのだ。
しかし、本当に吹奏楽部にするかどうかまだ迷い中であり、書いては消して書いては消してを繰り返している。
すると「早く吹奏楽部って書いちまえよ。」
大海が話しかけてきた。
「もしかして怖いのか?」
「違うよ。」
林先生。俺はどうしたらいいですか。
そんなことを思いながら悩んでいる。しかし林先生はこの場にいない。
「もしかして同じ中学のやつがいないからとか?」
「別にそういうことじゃないんだけど。」
「だったらもう一回行ってみる?洸はあのコンサート以来、一回も言ってないだろ。」
「まぁそれもそうだな。」
「じゃあ今から行こうぜ。」
「そうだな。」
「大崎ももしよかったら行かない?」
隣の席に座っていた若菜に声をかける。
すると冷たい目で洸を見る。
「今日はいい。」
「そうか。わかった。」
教室を出て吹奏楽部の部室に向かう。
「お前らなんかあった?いつのまにか仲良くなってるし。お前も隅におけねぇな。」
「うるさい。」
そんなことを話しつつ部室に向かう。
大崎若菜と朝花は吹奏楽部に入るだろう。
実力はあるし、やっていける。
しかし俺はやるなら上を目指したい。そのためには北浜がどこまでの目標を持っているのかが重要だ。やる気はあるのか。
どこまで考えてるのか。それを知りたい。
「あぁあの、」
「いいから忘れなさい。記憶から抹消しなさい。」
「はい、、すみませんでした。」
あのハプニングから数日経ち
洸は教室にいた。机に座り一枚の紙と睨めっこしていた。部活動入部届。
これを書けば部活動は決定され、晴れて入部できる仕組みになっているのだ。
しかし、本当に吹奏楽部にするかどうかまだ迷い中であり、書いては消して書いては消してを繰り返している。
すると「早く吹奏楽部って書いちまえよ。」
大海が話しかけてきた。
「もしかして怖いのか?」
「違うよ。」
林先生。俺はどうしたらいいですか。
そんなことを思いながら悩んでいる。しかし林先生はこの場にいない。
「もしかして同じ中学のやつがいないからとか?」
「別にそういうことじゃないんだけど。」
「だったらもう一回行ってみる?洸はあのコンサート以来、一回も言ってないだろ。」
「まぁそれもそうだな。」
「じゃあ今から行こうぜ。」
「そうだな。」
「大崎ももしよかったら行かない?」
隣の席に座っていた若菜に声をかける。
すると冷たい目で洸を見る。
「今日はいい。」
「そうか。わかった。」
教室を出て吹奏楽部の部室に向かう。
「お前らなんかあった?いつのまにか仲良くなってるし。お前も隅におけねぇな。」
「うるさい。」
そんなことを話しつつ部室に向かう。
大崎若菜と朝花は吹奏楽部に入るだろう。
実力はあるし、やっていける。
しかし俺はやるなら上を目指したい。そのためには北浜がどこまでの目標を持っているのかが重要だ。やる気はあるのか。
どこまで考えてるのか。それを知りたい。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
女ハッカーのコードネームは @takashi
一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか?
その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。
守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる