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第一楽章 始まりの日
新入生歓迎会コンサート③
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「ありがとうございました!!」
コンサートも終わり拍手が飛び交う。雨宮と松山もそれにつられて拍手する。
「それではこの後は、楽器体験の時間です。もしよかったら気になる楽器をぜひ体験してってください!」
それぞれの楽器コーナーのブースが出来上がっていく。いつのまにか見ていた一年生の人数が20人ほどだったのが30人くらいになっていた。生徒たちがそれぞれのグループに散らばっていった。
「どうする?」と横にいる大海に聞いたがもうすでに横にはいなく。サックスの方に向かっていった。
ジャズやバンドなどで使われているサックス。それに興味があるのだろうか。学園天国でも目立ってたし。ソロを吹いていた部長のところに行っていた。
「ねぇ。なんか吹いてみる?」
突然、声をかけられた。振り返ると金属の楽器を持っていた男子の先輩に話しかけられた。見た目は少し体格が良くふっくらしてる。
「え!あの、いやその、、、
帰ります!!!」
雨宮は思考が停止し、その場を立ち去ろうとした。雨宮はあまり人と話すのが得意ではない。常に中学時代も1人で過ごすことが多かった。べつに恥ずかしいことはないがコミュニケーションを取るのがあまり好きじゃない。
その場からすぐ立ち去ろうとする。
「待て待て待て待て。」
しかしその先輩が止める。
「せっかくだしなんか吹いていきなよ。
この楽器見たことない?」
「ありません」
「いや、嘘ついてるだろ。これはトロンボーンって言うんだよ。」
本当は知ってる。小学校の時、金管バンド部があってそこで吹いていた同級生がいた。
そのときは音楽には興味なく運動会などで見かける程度だった。
中学になってから初めて名前を知ったが。
「せっかくだし吹いてみなよ。
これマウスピースね。」
金属の大きなカップを渡される。
無理矢理席に座らせられた。
「パーカッションやってる杉山。
2年生。よろしく」
楽器レッスンが始まった。
なんとかして経験者バレを防がなくてはと
心に決めた雨宮だった。
コンサートも終わり拍手が飛び交う。雨宮と松山もそれにつられて拍手する。
「それではこの後は、楽器体験の時間です。もしよかったら気になる楽器をぜひ体験してってください!」
それぞれの楽器コーナーのブースが出来上がっていく。いつのまにか見ていた一年生の人数が20人ほどだったのが30人くらいになっていた。生徒たちがそれぞれのグループに散らばっていった。
「どうする?」と横にいる大海に聞いたがもうすでに横にはいなく。サックスの方に向かっていった。
ジャズやバンドなどで使われているサックス。それに興味があるのだろうか。学園天国でも目立ってたし。ソロを吹いていた部長のところに行っていた。
「ねぇ。なんか吹いてみる?」
突然、声をかけられた。振り返ると金属の楽器を持っていた男子の先輩に話しかけられた。見た目は少し体格が良くふっくらしてる。
「え!あの、いやその、、、
帰ります!!!」
雨宮は思考が停止し、その場を立ち去ろうとした。雨宮はあまり人と話すのが得意ではない。常に中学時代も1人で過ごすことが多かった。べつに恥ずかしいことはないがコミュニケーションを取るのがあまり好きじゃない。
その場からすぐ立ち去ろうとする。
「待て待て待て待て。」
しかしその先輩が止める。
「せっかくだしなんか吹いていきなよ。
この楽器見たことない?」
「ありません」
「いや、嘘ついてるだろ。これはトロンボーンって言うんだよ。」
本当は知ってる。小学校の時、金管バンド部があってそこで吹いていた同級生がいた。
そのときは音楽には興味なく運動会などで見かける程度だった。
中学になってから初めて名前を知ったが。
「せっかくだし吹いてみなよ。
これマウスピースね。」
金属の大きなカップを渡される。
無理矢理席に座らせられた。
「パーカッションやってる杉山。
2年生。よろしく」
楽器レッスンが始まった。
なんとかして経験者バレを防がなくてはと
心に決めた雨宮だった。
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