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トラブル発生
フライト
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その後、一緒に朝食を作って食べながら論文の話をしたりして過ごしていたら出勤時間も近くなった時間になり、僕は一旦自分の部屋の戻ってサッとシャワーを浴び着替えてから一緒に出勤した。
車中で昨日奏先生に言われていた通り、今日は救命でのフライト業務に就くため理さんに奏先生に言われた事を伝えれば、連絡は既に来ていたようで、
「今日はオペの予定が入っているし、部長会議もあるからくれぐれも無理をしない様に…。」
と、釘を刺された。にも関わらず、ついいつもの癖で外科の医局フロアのある建物の方へ行こうとした僕。
「あ、こっちじゃ無かった。救命のフロア…」
滅多にフロアを間違えそうになる事なんてないのに…って、前を歩いていた理さんに言われた。
ぼーっとしていたからかな?って思ったが、後から考えるとこの頃から記憶障害の兆候が少しづつ現れ始めていたな?って思う僕だった。
救命のフロアに着き、奏先生の居る医長室に行き、用意されていたロッカーでスクラブに着替えたのは良かったが、普段使っている聴診器やPHS、救命で必要な無線機などが外科フロアの方に置いてあった事に気付き、慌てて外科フロアへ向かったのは言うまでもない。
朝一から、救命に入るのが初めてだった僕はうっかりしていた。
部長室に飛び込んだら、理さんに驚かれたけど、事情を説明したら「そうだったな…。」と言われ、ポケットの中身を入れ替えるよりロッカーに掛けてあった方のスクラブに着替え直した方が早いと思い、上だけ着替え直して充電器から無線機とPHSを外し、定位置となっているそれぞれのポケットに納めてから部長室を後にした。
スタッフの急病で欠員が数名出た事で、救命はかなり忙しい状態で朝のカンファレンスも早々に切り上げて入院中の患者さんをそれぞれ分かれて診察して回った。
僕が担当した患者さんは、外傷の患者さんばかりで一緒に回ったのは僕が帰国の日にCV挿入の時に手伝った研修医の坂下くんだった。阪下くんはあのCV挿入以降、苦手だったCV挿入を僕のちょっとしたアドバイスを基にして練習して、今ではスムーズに挿入出来るようになったと報告してくれた。
一緒に、患者さんのガーゼ交換やドレーンの状態などを確認していると、ホットコールの連絡がCS(コミュニケーション・スペシャリスト)さんから送られてきた。
僕は坂下くんと近くにいた看護師さんに処置の続きの指示を出して、初療室へと向かった。
初療室まで走ると、既にフライトに持って行くカバンを二つ持って奏先生が走り出してきた。
「遅くなってすみません。処置の指示出ししてたら遅れました。」
奏先生の持つカバンの1つを受け取り肩にかけて、外に飛び出した。走りながら、
「2階のフロアからなら、早い方だよ。高速で多重クラッシュによる事故。後から何人かピストンで来るから、先ずはトリアージと重症者の処置に別れよう。」
奏先生から早速指示が飛ぶ。機内でインカムをつけてからも、
「救急隊の方で、トリアージが可能であれば処置に回って。無理なら後発組がきたら、トリアージを任せてから赤タグ優先で!」
指示が飛ぶ。途中、無線連絡で本部が設置されたとの報告が上がってきた。
「俺は、本部に確認してから処置に回るから赤タグ、搬送順位が高い重傷者を診て行ってくれ。山科さん、真琴先生について行ってくれ。」
今日のフライトナースは山科師長の妹さんだった。
現場の上空が近くなるにつれ、煙や車の渋滞した列が見えてきた。
ヘリが着陸ポイントに着陸し、ドアが開けばそこは戦場だ!
救急隊から、車内に残されている重傷者の診察を依頼され山科さんと現場へ向かった。
既に近隣の救急隊や医師の派遣がなされているようで、赤タグの患者が集められている場所でも処置が行われていた。
現場に到着すれば、車内に取り残された男性がグッタリしていた。足を車体に挟まれてしまっていて救出の準備が進んでいる所だった。
「聖心医大救命センターの七草と言います。わかりますか?」
声をかければ目は開くが声はほとんど聞こえない。瞳孔を見れば、左右で非対称の反応だ。
山科さんが、血管確保とバイタルのチェックの準備を始めた。
「胸の音聞きますね。」
聴診器で胸の音を聞けば、片肺の呼吸音がほとんど聞こえない。外傷性の肺挫傷か?両手で胸部を抑えればしかめ顔をした。山科さんに酸素投与の指示を飛ばし、血管確保と交代した。
留置針を留置、固定してバイタルを確認すると、酸素投与しているにも関わらず数値の改善が認められない。
「服、切りますね。」
と断りを入れて、ハサミを入れ胸部を露出させ、簡易エコーで確認すれば肺に血液が貯留しているのが見えた。
「ドレナージします。後どのくらい救出にかかりますか?」
山科さんに指示を出し、救助に当たっているスタッフに確認すれば、カッターで車体を切断するとのことで30分ほどかかると言われた。無線で、奏先生に
「肺挫傷で血気胸の患者の救出に30分ほどかかるそうですが、頭部外傷もあり瞳孔不動も認めています。とりあえずドレナージをこれから行いますが、優先順序を上げてください。」
と伝えた。
「これから、呼吸を楽にするために胸に管を入れます。痛みがないようにする為に、局所麻酔を打ちますので少し痛みますが少し辛抱してくださいね。」
男性に説明して消毒のボトルを山科さんから受け取り、ボトルのまま男性の胸にかけた。
手袋をはめ、ガーゼで消毒液のイソジンを拭き取り局所麻酔薬がセットされているシリンジに針をつけドレナージを行う場所に麻酔を行った。穴あきの覆布で穿刺部位の周囲を覆い、メスを受け取り小切開を行う。ペアンに持ち替えて切開部分からペアンを挿入していけば血液の流出を認めた。ペアンでドレナージ用のチューブを留置し、血液が流出して来るのを確認して山科さんにドレーンの端をクランプしてもらった。
絹糸で、皮膚とチューブを固定してチューブの刺入部をガーゼで覆い、覆布を破り捨てて簡単にガーゼを固定をしてもらい、チューブの先端に手袋を結わえクランプを解放し、バイタルを確認すれば処置前よりも状態は落ち着いていた。
奏先生が、後発でやって来た救命の先生たちと一緒にやって来た。奏先生に診察をお願いし、頭部の外傷による意識障害があるので救出出来次第、優先順位1位で搬送した方が良いだろうと言われた。病院へも無線で連絡し、脳外科と念のため整形外科の医師に待機してもらうように伝えていると、救助スタッフから救出出来ると報告が上がって来て、僕は患者に付き添ってヘリで帰還した。
車中で昨日奏先生に言われていた通り、今日は救命でのフライト業務に就くため理さんに奏先生に言われた事を伝えれば、連絡は既に来ていたようで、
「今日はオペの予定が入っているし、部長会議もあるからくれぐれも無理をしない様に…。」
と、釘を刺された。にも関わらず、ついいつもの癖で外科の医局フロアのある建物の方へ行こうとした僕。
「あ、こっちじゃ無かった。救命のフロア…」
滅多にフロアを間違えそうになる事なんてないのに…って、前を歩いていた理さんに言われた。
ぼーっとしていたからかな?って思ったが、後から考えるとこの頃から記憶障害の兆候が少しづつ現れ始めていたな?って思う僕だった。
救命のフロアに着き、奏先生の居る医長室に行き、用意されていたロッカーでスクラブに着替えたのは良かったが、普段使っている聴診器やPHS、救命で必要な無線機などが外科フロアの方に置いてあった事に気付き、慌てて外科フロアへ向かったのは言うまでもない。
朝一から、救命に入るのが初めてだった僕はうっかりしていた。
部長室に飛び込んだら、理さんに驚かれたけど、事情を説明したら「そうだったな…。」と言われ、ポケットの中身を入れ替えるよりロッカーに掛けてあった方のスクラブに着替え直した方が早いと思い、上だけ着替え直して充電器から無線機とPHSを外し、定位置となっているそれぞれのポケットに納めてから部長室を後にした。
スタッフの急病で欠員が数名出た事で、救命はかなり忙しい状態で朝のカンファレンスも早々に切り上げて入院中の患者さんをそれぞれ分かれて診察して回った。
僕が担当した患者さんは、外傷の患者さんばかりで一緒に回ったのは僕が帰国の日にCV挿入の時に手伝った研修医の坂下くんだった。阪下くんはあのCV挿入以降、苦手だったCV挿入を僕のちょっとしたアドバイスを基にして練習して、今ではスムーズに挿入出来るようになったと報告してくれた。
一緒に、患者さんのガーゼ交換やドレーンの状態などを確認していると、ホットコールの連絡がCS(コミュニケーション・スペシャリスト)さんから送られてきた。
僕は坂下くんと近くにいた看護師さんに処置の続きの指示を出して、初療室へと向かった。
初療室まで走ると、既にフライトに持って行くカバンを二つ持って奏先生が走り出してきた。
「遅くなってすみません。処置の指示出ししてたら遅れました。」
奏先生の持つカバンの1つを受け取り肩にかけて、外に飛び出した。走りながら、
「2階のフロアからなら、早い方だよ。高速で多重クラッシュによる事故。後から何人かピストンで来るから、先ずはトリアージと重症者の処置に別れよう。」
奏先生から早速指示が飛ぶ。機内でインカムをつけてからも、
「救急隊の方で、トリアージが可能であれば処置に回って。無理なら後発組がきたら、トリアージを任せてから赤タグ優先で!」
指示が飛ぶ。途中、無線連絡で本部が設置されたとの報告が上がってきた。
「俺は、本部に確認してから処置に回るから赤タグ、搬送順位が高い重傷者を診て行ってくれ。山科さん、真琴先生について行ってくれ。」
今日のフライトナースは山科師長の妹さんだった。
現場の上空が近くなるにつれ、煙や車の渋滞した列が見えてきた。
ヘリが着陸ポイントに着陸し、ドアが開けばそこは戦場だ!
救急隊から、車内に残されている重傷者の診察を依頼され山科さんと現場へ向かった。
既に近隣の救急隊や医師の派遣がなされているようで、赤タグの患者が集められている場所でも処置が行われていた。
現場に到着すれば、車内に取り残された男性がグッタリしていた。足を車体に挟まれてしまっていて救出の準備が進んでいる所だった。
「聖心医大救命センターの七草と言います。わかりますか?」
声をかければ目は開くが声はほとんど聞こえない。瞳孔を見れば、左右で非対称の反応だ。
山科さんが、血管確保とバイタルのチェックの準備を始めた。
「胸の音聞きますね。」
聴診器で胸の音を聞けば、片肺の呼吸音がほとんど聞こえない。外傷性の肺挫傷か?両手で胸部を抑えればしかめ顔をした。山科さんに酸素投与の指示を飛ばし、血管確保と交代した。
留置針を留置、固定してバイタルを確認すると、酸素投与しているにも関わらず数値の改善が認められない。
「服、切りますね。」
と断りを入れて、ハサミを入れ胸部を露出させ、簡易エコーで確認すれば肺に血液が貯留しているのが見えた。
「ドレナージします。後どのくらい救出にかかりますか?」
山科さんに指示を出し、救助に当たっているスタッフに確認すれば、カッターで車体を切断するとのことで30分ほどかかると言われた。無線で、奏先生に
「肺挫傷で血気胸の患者の救出に30分ほどかかるそうですが、頭部外傷もあり瞳孔不動も認めています。とりあえずドレナージをこれから行いますが、優先順序を上げてください。」
と伝えた。
「これから、呼吸を楽にするために胸に管を入れます。痛みがないようにする為に、局所麻酔を打ちますので少し痛みますが少し辛抱してくださいね。」
男性に説明して消毒のボトルを山科さんから受け取り、ボトルのまま男性の胸にかけた。
手袋をはめ、ガーゼで消毒液のイソジンを拭き取り局所麻酔薬がセットされているシリンジに針をつけドレナージを行う場所に麻酔を行った。穴あきの覆布で穿刺部位の周囲を覆い、メスを受け取り小切開を行う。ペアンに持ち替えて切開部分からペアンを挿入していけば血液の流出を認めた。ペアンでドレナージ用のチューブを留置し、血液が流出して来るのを確認して山科さんにドレーンの端をクランプしてもらった。
絹糸で、皮膚とチューブを固定してチューブの刺入部をガーゼで覆い、覆布を破り捨てて簡単にガーゼを固定をしてもらい、チューブの先端に手袋を結わえクランプを解放し、バイタルを確認すれば処置前よりも状態は落ち着いていた。
奏先生が、後発でやって来た救命の先生たちと一緒にやって来た。奏先生に診察をお願いし、頭部の外傷による意識障害があるので救出出来次第、優先順位1位で搬送した方が良いだろうと言われた。病院へも無線で連絡し、脳外科と念のため整形外科の医師に待機してもらうように伝えていると、救助スタッフから救出出来ると報告が上がって来て、僕は患者に付き添ってヘリで帰還した。
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