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初めての行為
まさかの告白から…
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リビングまで真琴を抱えて戻りソファーに一度真琴を下ろし冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを1本取り出し封を切り真琴に手渡した。
「ありがと…」
受け取った真琴がペットボトルに口をつける。
コクコクと水を飲み込む真琴。
喉が渇いていたのだろう。1/3程を一気に飲んで、
「おさむせんせーは?お水、飲まないの?」
と言う。
隣に座りながら
「コレ貰うからいい…。」
と言い、真琴の手からペットボトルを奪い一口水を飲んだ。
「真琴さ…、俺はお前の事呼び捨てにしてんのに、真琴はさ、ずっと俺の事おさむ先生って呼ぶよな?呼び捨てにしてくれないのか?」
と何気に気にしていた事を聞けば、
「だって…、番でもないのに僕がそう呼ぶのはおかしいでしょ?」
と答える。
「番じゃないけど、セックスしてる仲だよ…。俺が、真琴の発情がきたから、あてられてヤッたって思ってる?」
と問いただせば、こくんと頷く真琴…。
ペットボトルをテーブルに置きながら、
「そっか…。でもな、俺はどうでもいいと想ってる人とカラダの関係を持とうとは思ってはないからな。お前の事が大切だし、大事にしたいと思ってる…。今回の発情じゃ、まだ発情抑制剤やホルモンのバランスなんかも安定してないからお前の体に色々負担が掛かるし、望まない妊娠をさせるのも俺は望んでないから殺精剤使って妊娠させない様にしてる。お前が、いつか本当に俺と番になりたいと思ってくれたら…ってさえ思ってるよ。」
素直な想いを伝えた。
真琴の気持ちは酔ってうっかり口を滑らした時に聞いている。
このまま俺に堕ちてくれれば…と淡い期待を抱いたのだが、真琴の口から出た言葉は、
「今の僕には、勿体無い言葉です。僕の発情に付き合わせてしまった上に、そこまで考えてくれてるなんて…。でも、今の僕には、理先生の番になるだけの自信も器量も資格も無いんです…。だから…」
と、思いもよらぬ否定の言葉が返ってきた。
何か思う所があるのだろう。
気持ちを察して
「分かった。今は、一気に色々あって気持ちの整理もつかないもんな。でもな、真琴は運命の番って言葉を知ってるか?」
と聴けば、うんと頷く真琴。
「俺は、お前が運命の番だと思ってる。だから、もし、お前が少しでも俺の事を嫌いならそう言って欲しい。そう思っていないなら、この関係を続けたい。真琴の気持ちが落ち着いて、俺と本当に番になりたいと思ってくれるまで待つし、それが無理で他の奴のことを好きになったなら、ちゃんと言ってくれればこの関係を終わらせるし…」
と伝えれば、
「それじゃ、理先生におんぶに抱っこ…、何のメリットも無いじゃないですか?僕みたいなΩのお荷物のお守りなんて…」
と言う。
「俺が好きでやるんだから、お荷物でも何でもない。本気で堕としたいと思ってる…。だから、気にする必要は無い。黙って、俺に抱かれたらいいんだよ!」
と言いながらソファーに真琴を押し倒し、唇を塞いだ。
「真琴…、本気で嫌なら、俺を押しのけろ。そうじゃなかったら、黙って俺に抱かれとけ…」
そう耳元で囁けば、ギュッと抱きついてくる真琴。
「甘えても、いいんですか?」
と聞き直してくる。
「甘えとけばいい…。いつか、ちゃんと気持ちを伝えるならな…」
と返せば、
「気持ち、ちゃんと整理して伝えれるまで…理先生の気持ちに甘えさせて下さい…」
と返してきた。
「ありがと…」
受け取った真琴がペットボトルに口をつける。
コクコクと水を飲み込む真琴。
喉が渇いていたのだろう。1/3程を一気に飲んで、
「おさむせんせーは?お水、飲まないの?」
と言う。
隣に座りながら
「コレ貰うからいい…。」
と言い、真琴の手からペットボトルを奪い一口水を飲んだ。
「真琴さ…、俺はお前の事呼び捨てにしてんのに、真琴はさ、ずっと俺の事おさむ先生って呼ぶよな?呼び捨てにしてくれないのか?」
と何気に気にしていた事を聞けば、
「だって…、番でもないのに僕がそう呼ぶのはおかしいでしょ?」
と答える。
「番じゃないけど、セックスしてる仲だよ…。俺が、真琴の発情がきたから、あてられてヤッたって思ってる?」
と問いただせば、こくんと頷く真琴…。
ペットボトルをテーブルに置きながら、
「そっか…。でもな、俺はどうでもいいと想ってる人とカラダの関係を持とうとは思ってはないからな。お前の事が大切だし、大事にしたいと思ってる…。今回の発情じゃ、まだ発情抑制剤やホルモンのバランスなんかも安定してないからお前の体に色々負担が掛かるし、望まない妊娠をさせるのも俺は望んでないから殺精剤使って妊娠させない様にしてる。お前が、いつか本当に俺と番になりたいと思ってくれたら…ってさえ思ってるよ。」
素直な想いを伝えた。
真琴の気持ちは酔ってうっかり口を滑らした時に聞いている。
このまま俺に堕ちてくれれば…と淡い期待を抱いたのだが、真琴の口から出た言葉は、
「今の僕には、勿体無い言葉です。僕の発情に付き合わせてしまった上に、そこまで考えてくれてるなんて…。でも、今の僕には、理先生の番になるだけの自信も器量も資格も無いんです…。だから…」
と、思いもよらぬ否定の言葉が返ってきた。
何か思う所があるのだろう。
気持ちを察して
「分かった。今は、一気に色々あって気持ちの整理もつかないもんな。でもな、真琴は運命の番って言葉を知ってるか?」
と聴けば、うんと頷く真琴。
「俺は、お前が運命の番だと思ってる。だから、もし、お前が少しでも俺の事を嫌いならそう言って欲しい。そう思っていないなら、この関係を続けたい。真琴の気持ちが落ち着いて、俺と本当に番になりたいと思ってくれるまで待つし、それが無理で他の奴のことを好きになったなら、ちゃんと言ってくれればこの関係を終わらせるし…」
と伝えれば、
「それじゃ、理先生におんぶに抱っこ…、何のメリットも無いじゃないですか?僕みたいなΩのお荷物のお守りなんて…」
と言う。
「俺が好きでやるんだから、お荷物でも何でもない。本気で堕としたいと思ってる…。だから、気にする必要は無い。黙って、俺に抱かれたらいいんだよ!」
と言いながらソファーに真琴を押し倒し、唇を塞いだ。
「真琴…、本気で嫌なら、俺を押しのけろ。そうじゃなかったら、黙って俺に抱かれとけ…」
そう耳元で囁けば、ギュッと抱きついてくる真琴。
「甘えても、いいんですか?」
と聞き直してくる。
「甘えとけばいい…。いつか、ちゃんと気持ちを伝えるならな…」
と返せば、
「気持ち、ちゃんと整理して伝えれるまで…理先生の気持ちに甘えさせて下さい…」
と返してきた。
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