Words of love 〜αとΩ番の誓い〜

浅葱

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帰国

情報源

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2コールで、通話状態となったPHS

「今、大丈夫か?」

そう尋ねれば

「今のところはな。しかし、理兄さんからコールなんて珍しいね?急変なにかあったの?」

「いや、それは無い。」

「じゃあ、何の用があって掛けてきたんだよ。」

「お前、中等部の時の同級生に七草って苗字のヤツがいたよな?」

「あぁ、七草の三男の真琴な。アイツがどうかした?」

「来週からウチの医局に来るんだよ。」

「へぇ~、アイツ循環器の医者になってたんだ?高等部は違ったからその後のことは知らなかったけどさ。で、そいつがどうしたの?」

「七草っていやぁ、うちと同じでα家系だろ?でも、ソイツだけΩらしいんだけどそれについてお前何か知ってないか?」

「アイツ、Ωだったの?マジ⁇確かに、中等部ん時から、線が細くてどっちかって言うとキレイ系な感じはしてたけど…。大して仲は良くなかったからあんま兄貴の知りたそうな情報は無いなぁ~。良ければ、中等部ん時の同級生何人かに聞いてみようか?」

「いや、七草の家の事もあるからあまりこの情報は公にしない方が良いだろう。どこから情報が漏れるかわからんだろ?」

「ま、確かにそうだわな。丁度、今日会う予定の奴が中等部ん時のやつだから、それとなく聞いては見とくよ。ヤツがウチに来たらどこかで顔を合わす事もあるだろうし、ウチに来るって事くらいは話しても問題ないだろ?」

「まぁ、それは問題ないが、Ωの事は院内情報のトップシークレットだからくれぐれも内密に頼むぞ。」

「任しといてよ。俺も医者だぜ。個人情報漏らす事ないって。明日の朝、医局に行くよ。じゃ、キャッチ入ったから切るよ。」

「あぁ、悪いな。頼む。」

PHSの通話が切れた。
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