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番外編:いつでもきみを抱く理由
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シャワーを浴びて戻ってくると、ベッドで志保が丸くなっていた。
(こうなると思った)
ことを済ませたあと、既に志保は眠そうにしていた。
そのまま眠りそうだったのを見て浴室まで運び、せっせと面倒を見てからベッドに戻したのだが。
結局、俺がいない数分のうちに力尽きてしまったらしい。
(別にいい)
志保の隣に潜り込んで、背中を抱き締める。
すっかり馴染んだ甘い香りと柔らかいぬくもりにほっと息を吐いた。
(……寝ていようがなんだろうが、いい)
今、この腕の中にずっと想い続けてきた人がいる。
それだけで充分だった。
初めて志保と出会った――出会ったと言っていいのかは別として――とき、ひどく胸が騒いだのを覚えている。
撮りたい瞬間を収められなかった後悔以上に、彼女の存在は俺の心を縛り付けた。
いつかまたどこかで出会えるなら。
そのときは今度こそ。
そうして再び志保を見つけたとき、あまり深く考えずに行動していた。
コンクールもなにもかも、正直興味はなかった。
ただ、志保の時間を少しでも共有したかった。
言っても彼女は信じないだろうが、最初は本当に手を出すつもりがなかった。
話をするきっかけが作れればそれでよかったし、ときどき食事に行けたら充分で。あわよくば休日に二人で過ごせないかと思いはしたが、まさかこうなるとは。
(まあ、終わりよければすべてよし、か)
腕の中で志保が身じろぎする。
寝返りを打ったかと思うと、俺の旨に顔を埋めてきた。
(……甘えているみたいだ)
意外と志保の扱いは難しい。
素直かと思いきや、案外ひねくれた部分もある。
好きだともっと言ってくれればいいのにそうしないところが、特に。
(……志保)
どこにも行かないよう、誰にも奪われないよう、きつく抱き締めておく。
あまり甘えてくれることがないからこそ、今のこの時間を楽しんでおきたい。
ひとつ、溜息を吐く。
彼女に望んでいたのは、ただ二人で過ごす時間だけ。
それがどんどんわがままになって、未来まで欲しくなった。
最初に身体を、次に心を、そして人生まで手に入れた今、次に俺は彼女のなにを欲しがるのだろう。
「ん……ゆた、かさん……?」
志保が目をこすりながら俺を見上げた。
ぼんやりしている様子を見る限り、きちんと目覚めたわけではないらしい。
「私……寝ちゃってました……?」
「いい。……おやすみ」
「ん……」
もう少し話をしたい――というより、志保の声を聞いていたい気持ちはあった。
だが、無理はさせたくない。
「また明日な」
髪を撫でてから額にキスをして、もう一度志保を抱き締め直す。
すり寄ってきたことに一瞬ぎょっとした。
(普段からそうしてくれてもいいんだが)
きっと、志保は起きているときにここまで甘えない。
その方法をあまり知らないのではないかと思ったのは、本当に最近のこと。
(……恋人もいなかったみたいだしな)
とんとんと背中を撫でて、一緒に目を閉じる。
甘え方を知らないくせに、自分には甘えてくれる長年の片思い相手。
好きにならずにいられるなら、その方法を聞いてみたかった。
***
目を覚ますと、窓から差し込んだ光が部屋を明るく照らしていた。
こんなに早く朝が来たことに驚いて、少し思考が追い付かない。
腕の中に志保はいなかった。
代わりにリビングの方から音がする。
正確に言えばキッチンから。
(どうするかな)
起きてしまったなら、朝食の支度を手伝いに行けばいい。
そうすれば志保も喜ぶだろうし、一足早く恋人らしい時間を過ごせる。
が、俺はそうしなかった。
ベッドに潜り込んでしばらく、遠くから足音が近付いてくる。
「豊さん、朝ですよ」
軽いノックをしただけで、志保はあっさりドアを開けてしまった。
そのまま部屋に入ってくると、ベッドへ向かってくる。
「そろそろご飯、できますけど」
聞かなくてもいい香りが漂ってくればすぐにわかる。
今起きた風を装って目を開け、志保に向かって手を伸ばした。
彼女はいつも、こうして俺を起こしてくれる。
きっと朝に弱い男だと思っているのだろう。
誰のせいで弱いことになってしまったのか、よく考えてみてほしいものだ。
「君がキスしてくれたら起きるかもしれない」
そう言うと、志保はあからさまに目を逸らした。
「じゃあいいです、起きなくて」
「こら」
立ち去ろうとした背中を追い、昨日眠るときにしたように抱き締める。
「してくれないのか」
「してあげません」
「どうして」
「……そういうの、恥ずかしくないですか?」
「なにが?」
「朝からキス、とか……」
「どうせ誰も見ていない。ここにいるのは君と、俺だけだ」
振り返ってくれない志保の耳にキスをする。
本当は別の場所にしたいのだと知らしめるように。
「恥ずかしいだけが理由なら、俺からする」
「それはそれで恥ずかしいです」
「じゃあ、どうすればいいんだ」
「普通に起きて、普通にご飯を食べて、普通に仕事に行ってください」
(昨日は甘えてくれたのにな)
すり寄ってきた志保は幻だったのかもしれない。
だが、これはこれでかわいい。
「普通に恋人を甘やかすのは?」
「それは……。……お好きに、どうぞ」
(俺に『好きにされる』のが好きだな)
初めての夜も志保は俺の好きにしていいと言った。
あの夜を思い出して、また少し欲しくなる。
「……本当に好きにしていいんだな」
「やっぱりだめです」
察したのか、するりと腕を抜けて行ってしまった。
もう少し自分の欲求を隠せるようにした方がいいのかもしれない。
やっと振り返った志保は頬を赤らめていた。
俺を軽く睨んで、じりじりと距離を取る。
「来ないなら先に食べちゃいますから」
そのまま部屋を出ようとしたのを見て、再び腕を掴む。
引き寄せ、抱き締めて――唇を封じた。
「おはよう」
「……おはようございます」
言うのが遅くはないか、とありありと顔に書いてあるがどうでもいい。
志保にキスをした瞬間から俺の朝がやってくるのだから――。
(こうなると思った)
ことを済ませたあと、既に志保は眠そうにしていた。
そのまま眠りそうだったのを見て浴室まで運び、せっせと面倒を見てからベッドに戻したのだが。
結局、俺がいない数分のうちに力尽きてしまったらしい。
(別にいい)
志保の隣に潜り込んで、背中を抱き締める。
すっかり馴染んだ甘い香りと柔らかいぬくもりにほっと息を吐いた。
(……寝ていようがなんだろうが、いい)
今、この腕の中にずっと想い続けてきた人がいる。
それだけで充分だった。
初めて志保と出会った――出会ったと言っていいのかは別として――とき、ひどく胸が騒いだのを覚えている。
撮りたい瞬間を収められなかった後悔以上に、彼女の存在は俺の心を縛り付けた。
いつかまたどこかで出会えるなら。
そのときは今度こそ。
そうして再び志保を見つけたとき、あまり深く考えずに行動していた。
コンクールもなにもかも、正直興味はなかった。
ただ、志保の時間を少しでも共有したかった。
言っても彼女は信じないだろうが、最初は本当に手を出すつもりがなかった。
話をするきっかけが作れればそれでよかったし、ときどき食事に行けたら充分で。あわよくば休日に二人で過ごせないかと思いはしたが、まさかこうなるとは。
(まあ、終わりよければすべてよし、か)
腕の中で志保が身じろぎする。
寝返りを打ったかと思うと、俺の旨に顔を埋めてきた。
(……甘えているみたいだ)
意外と志保の扱いは難しい。
素直かと思いきや、案外ひねくれた部分もある。
好きだともっと言ってくれればいいのにそうしないところが、特に。
(……志保)
どこにも行かないよう、誰にも奪われないよう、きつく抱き締めておく。
あまり甘えてくれることがないからこそ、今のこの時間を楽しんでおきたい。
ひとつ、溜息を吐く。
彼女に望んでいたのは、ただ二人で過ごす時間だけ。
それがどんどんわがままになって、未来まで欲しくなった。
最初に身体を、次に心を、そして人生まで手に入れた今、次に俺は彼女のなにを欲しがるのだろう。
「ん……ゆた、かさん……?」
志保が目をこすりながら俺を見上げた。
ぼんやりしている様子を見る限り、きちんと目覚めたわけではないらしい。
「私……寝ちゃってました……?」
「いい。……おやすみ」
「ん……」
もう少し話をしたい――というより、志保の声を聞いていたい気持ちはあった。
だが、無理はさせたくない。
「また明日な」
髪を撫でてから額にキスをして、もう一度志保を抱き締め直す。
すり寄ってきたことに一瞬ぎょっとした。
(普段からそうしてくれてもいいんだが)
きっと、志保は起きているときにここまで甘えない。
その方法をあまり知らないのではないかと思ったのは、本当に最近のこと。
(……恋人もいなかったみたいだしな)
とんとんと背中を撫でて、一緒に目を閉じる。
甘え方を知らないくせに、自分には甘えてくれる長年の片思い相手。
好きにならずにいられるなら、その方法を聞いてみたかった。
***
目を覚ますと、窓から差し込んだ光が部屋を明るく照らしていた。
こんなに早く朝が来たことに驚いて、少し思考が追い付かない。
腕の中に志保はいなかった。
代わりにリビングの方から音がする。
正確に言えばキッチンから。
(どうするかな)
起きてしまったなら、朝食の支度を手伝いに行けばいい。
そうすれば志保も喜ぶだろうし、一足早く恋人らしい時間を過ごせる。
が、俺はそうしなかった。
ベッドに潜り込んでしばらく、遠くから足音が近付いてくる。
「豊さん、朝ですよ」
軽いノックをしただけで、志保はあっさりドアを開けてしまった。
そのまま部屋に入ってくると、ベッドへ向かってくる。
「そろそろご飯、できますけど」
聞かなくてもいい香りが漂ってくればすぐにわかる。
今起きた風を装って目を開け、志保に向かって手を伸ばした。
彼女はいつも、こうして俺を起こしてくれる。
きっと朝に弱い男だと思っているのだろう。
誰のせいで弱いことになってしまったのか、よく考えてみてほしいものだ。
「君がキスしてくれたら起きるかもしれない」
そう言うと、志保はあからさまに目を逸らした。
「じゃあいいです、起きなくて」
「こら」
立ち去ろうとした背中を追い、昨日眠るときにしたように抱き締める。
「してくれないのか」
「してあげません」
「どうして」
「……そういうの、恥ずかしくないですか?」
「なにが?」
「朝からキス、とか……」
「どうせ誰も見ていない。ここにいるのは君と、俺だけだ」
振り返ってくれない志保の耳にキスをする。
本当は別の場所にしたいのだと知らしめるように。
「恥ずかしいだけが理由なら、俺からする」
「それはそれで恥ずかしいです」
「じゃあ、どうすればいいんだ」
「普通に起きて、普通にご飯を食べて、普通に仕事に行ってください」
(昨日は甘えてくれたのにな)
すり寄ってきた志保は幻だったのかもしれない。
だが、これはこれでかわいい。
「普通に恋人を甘やかすのは?」
「それは……。……お好きに、どうぞ」
(俺に『好きにされる』のが好きだな)
初めての夜も志保は俺の好きにしていいと言った。
あの夜を思い出して、また少し欲しくなる。
「……本当に好きにしていいんだな」
「やっぱりだめです」
察したのか、するりと腕を抜けて行ってしまった。
もう少し自分の欲求を隠せるようにした方がいいのかもしれない。
やっと振り返った志保は頬を赤らめていた。
俺を軽く睨んで、じりじりと距離を取る。
「来ないなら先に食べちゃいますから」
そのまま部屋を出ようとしたのを見て、再び腕を掴む。
引き寄せ、抱き締めて――唇を封じた。
「おはよう」
「……おはようございます」
言うのが遅くはないか、とありありと顔に書いてあるがどうでもいい。
志保にキスをした瞬間から俺の朝がやってくるのだから――。
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