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番外編:お風呂できみを抱く理由
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「……っ、ん」
自分から足を開いて豊さんを受け入れる。
お湯とは違う確かな水気がその指にまとわりついたのがわかった。
「……ちょっとだけ? これが?」
「さっ……き……」
敏感な場所をいじられながら、豊さんに訴える。
「写真……撮られてるって思ったら……んっ……見られてるわけじゃない、のに……身体……熱くて……」
「へえ」
「んっ……」
泡で身体は隠れていた。
見えていたらきっとわかっただろう。どれだけ私が豊さんの視線に反応して、火照っていたのか。
「たまには……じゃないですから……」
「…………」
「……いつも、してほしいです」
「そういうのを殺し文句って言うんだからな」
腰を掴まれて、軽く身体を浮かされる。
あてがわれたそれが私の一番触れてほしい場所に重なった。
「ん……んっ……」
突き入れられる前に自分から腰を落とす。
ゆっくり滑るように中へ潜り込んだそれを、他の誰にも触れさせたことのない場所まで導いた。
「ん、ぁっ……」
揺さぶられてパシャパシャと水音が響く。
さっきまでしていた撮影のようだとどこか遠いところで思った。
「っ……あっ……んあっ……あ……っ……」
満たされていく思いに声が漏れる。
浴室に反響するのが、これ以上ないほど恥ずかしい。
それに気付いたのか、豊さんが背後で笑う。
「声、抑えた方がいいんじゃないのか」
「じゃ、あ……動くの……やめて……ぅ、あっ」
「じゃあ君も煽るのをやめてくれ。興奮する」
より深く、さっきよりも硬くなったものが突き進んでは引き抜かれる。
興奮している、というのが嘘ではないと私に知らしめるようだった。
「あっ……あ、んっ……あっ……!」
「志保」
かすれた声に呼ばれて振り返る。
そんな不自由な体勢のまま、顎を掴まれて口付けられた。
「んん……ん、んーっ……んっ……」
律動は止まない。
声を封じたまま、豊さんは私を責め続ける。
「っ……は……ん、ぅ……んっ……」
舌を絡められて眩暈がした。
上も、下も、豊さんで満たされていっぱいにされてしまう。
「……気持ちいい?」
知っているくせに、わざわざ聞いてくる。
けれど、それに文句を言っている余裕はなかった。
こくこくと頷いて、豊さんに与えられるすべてを全身で感じようとする。
「俺も、いい」
短い返答のあと、一度引き抜かれる。
あっと声を上げる前に身体の向きを変えられ、今度は向かい合った状態で貫かれた。
「あっ……」
座った豊さんの上に座るなんて、ここがベッドなら重いのではないかと心配になるところだった。
それもあっていつも少し集中できずにいる――とはいえ、やっぱり頭の中も溶かされる結果に終わる――けれど、今日はそれがない。
だから遠慮なく抱き締めさせてもらった。
「っ……なんだ」
それが予想外だったらしく、驚いた反応を見せられる。
ときどき、そういう予想もしていなかったかわいい反応を見せてくれるところが、あまりにも好きすぎた。
「今日……いっぱい……抱き締めて、も……重くないですよね……?」
既にこんなにも密着しているのに、まだ足りなくて豊さんに腰を押し付ける。
ぐり、と私の中で豊さんが更に深くを抉った。
「くっつき……たくて……好き……んっ……」
「……俺の方がのぼせそうだ」
私が望んでいたことを叶えるように、豊さんが唇を塞いでくれる。
隙間なく重なり合って、多幸感に包まれた。
「ゆた……か……さっ……あっ……んっ……」
「好き、は?」
「好き……好き、です……好き……」
たくさん伝えた分だけ、豊さんは私に甘い快感を与えてくれる。
それが欲しくて、もっと愛情を感じたくて、何度もうわごとのように囁いた。
なぜか、ふ、と苦笑される。
自分から足を開いて豊さんを受け入れる。
お湯とは違う確かな水気がその指にまとわりついたのがわかった。
「……ちょっとだけ? これが?」
「さっ……き……」
敏感な場所をいじられながら、豊さんに訴える。
「写真……撮られてるって思ったら……んっ……見られてるわけじゃない、のに……身体……熱くて……」
「へえ」
「んっ……」
泡で身体は隠れていた。
見えていたらきっとわかっただろう。どれだけ私が豊さんの視線に反応して、火照っていたのか。
「たまには……じゃないですから……」
「…………」
「……いつも、してほしいです」
「そういうのを殺し文句って言うんだからな」
腰を掴まれて、軽く身体を浮かされる。
あてがわれたそれが私の一番触れてほしい場所に重なった。
「ん……んっ……」
突き入れられる前に自分から腰を落とす。
ゆっくり滑るように中へ潜り込んだそれを、他の誰にも触れさせたことのない場所まで導いた。
「ん、ぁっ……」
揺さぶられてパシャパシャと水音が響く。
さっきまでしていた撮影のようだとどこか遠いところで思った。
「っ……あっ……んあっ……あ……っ……」
満たされていく思いに声が漏れる。
浴室に反響するのが、これ以上ないほど恥ずかしい。
それに気付いたのか、豊さんが背後で笑う。
「声、抑えた方がいいんじゃないのか」
「じゃ、あ……動くの……やめて……ぅ、あっ」
「じゃあ君も煽るのをやめてくれ。興奮する」
より深く、さっきよりも硬くなったものが突き進んでは引き抜かれる。
興奮している、というのが嘘ではないと私に知らしめるようだった。
「あっ……あ、んっ……あっ……!」
「志保」
かすれた声に呼ばれて振り返る。
そんな不自由な体勢のまま、顎を掴まれて口付けられた。
「んん……ん、んーっ……んっ……」
律動は止まない。
声を封じたまま、豊さんは私を責め続ける。
「っ……は……ん、ぅ……んっ……」
舌を絡められて眩暈がした。
上も、下も、豊さんで満たされていっぱいにされてしまう。
「……気持ちいい?」
知っているくせに、わざわざ聞いてくる。
けれど、それに文句を言っている余裕はなかった。
こくこくと頷いて、豊さんに与えられるすべてを全身で感じようとする。
「俺も、いい」
短い返答のあと、一度引き抜かれる。
あっと声を上げる前に身体の向きを変えられ、今度は向かい合った状態で貫かれた。
「あっ……」
座った豊さんの上に座るなんて、ここがベッドなら重いのではないかと心配になるところだった。
それもあっていつも少し集中できずにいる――とはいえ、やっぱり頭の中も溶かされる結果に終わる――けれど、今日はそれがない。
だから遠慮なく抱き締めさせてもらった。
「っ……なんだ」
それが予想外だったらしく、驚いた反応を見せられる。
ときどき、そういう予想もしていなかったかわいい反応を見せてくれるところが、あまりにも好きすぎた。
「今日……いっぱい……抱き締めて、も……重くないですよね……?」
既にこんなにも密着しているのに、まだ足りなくて豊さんに腰を押し付ける。
ぐり、と私の中で豊さんが更に深くを抉った。
「くっつき……たくて……好き……んっ……」
「……俺の方がのぼせそうだ」
私が望んでいたことを叶えるように、豊さんが唇を塞いでくれる。
隙間なく重なり合って、多幸感に包まれた。
「ゆた……か……さっ……あっ……んっ……」
「好き、は?」
「好き……好き、です……好き……」
たくさん伝えた分だけ、豊さんは私に甘い快感を与えてくれる。
それが欲しくて、もっと愛情を感じたくて、何度もうわごとのように囁いた。
なぜか、ふ、と苦笑される。
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