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必要

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そこからは解散して隊員と部屋で打ち合わせに入った

「まずは何が1番必要かだ。皆、階級関係なく意見を述べてくれ」
「はい。まずは飲料水の確保が重要と思います」

手をグーで上げて1人の隊員がすぐに答えた

「現状町では軽く見た感じ、滑車を使ったバケツ汲み取りが主流っぽいです。これではお年寄りや子供には難しすぎます」
「ふむ…他にはないか?」
「では自分が。共有トイレの設置を信玄します。臭いが酷く、あちこちに糞がほったらかしになっていました」
「それを優先的にしたいな。疫病が流行ったら大変だ。1つの家に1台は設置したい」
「私も1つ。医療施設の設置をお願いします。この町には現代のような医療は無いと思われます。ですので最低限縫うぐらいの処置ができる場所は欲しいです」
「負傷した時には絶対的に必要不可欠な場所だ。他には無いか?」

意見はその3つだけで全員無言になる

「では井戸の改善、衛生環境の構築、医療環境の展開、その3つに絞って動こう。今日のところは1日付近の警備をし、異常や改善部分などの報告を後に聞く。現時刻が13:00なので、17:00にはここに現着。武装は必要時以外実弾の使用は無し。ゴム弾を後で取りに来るように。以上!」
「「「「「了解」」」」」

部屋から出ると、ルビーとサファイアが待機していた。2人は暁に抱きつき、隊員たちからはニマニマと温かな目で見られた。その後、隊員たちと2人の部屋を割り振り、荷物を置いてゴム弾を取りに暁のところに隊員が向かい、全員警備に行った

「にしても、やっぱり周りは警戒してるな…」
「後々パパの凄さがわかるはずです!」
「すぐにお父さんと和解するよ」

慰めている2人にワシャワシャと手で頭を撫でると、無線から音が聞こえた

「"こちら福田、馬車がスタックして動けない模様。牽引するため車両の使用許可願う、オクレ"」
「"こちら暁、車両の使用を許可する、オクレ"」
「"こちら福田、ありがとうございます、オワリ"」
「道の整備も必要か」

半長靴で地面を突くと硬いところと柔らかいところでランダムで別れていた

現状、物資の輸送手段で手こずっていては後々の行動に支障をきたすな。石を切ってタイルを作り、それを敷くか。それは公共事業として金がない人のためにやってもらおう。何分、公の場では見えないようにしているが、スラムみたいな格好の人はちらほら見えるからな

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